灘に開成、早稲田や聖光学院も。私立の難関男子校の授業や入試に、変化の兆しが出ている。将来、日本のリーダー層になりうる生徒たちが、女性と対等なパートナーとして、仕事をしたり家庭を築いたりできるように。そんな狙いで、各校が取り組んでいることとは――。 「ほとんど味がしない」「不思議な感覚」 1月、早稲田中・高校(東京都新宿区)であった離乳食の試食会。授業後、生徒たちはそんな感想を寄せた。 同校では調理実習を数多く行い、5年以上前からは食育の観点から、高2の家庭科の授業で生徒に離乳食を食べる体験をさせている。月齢別に3種類用意。量の違いや食塩相当量などを調べると、生徒たちは口にした離乳食の味や食感、風味などをプリントに書き留めた。村田玲子先生(50)は「子育てに関する経験や知識があれば、将来、育児に前向きに関わる父親になれる」と狙いを語る。 試食には、市販の離乳食を使う。女子校でも教えたことがあ
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