今回、沖縄県の尖閣諸島の周辺の領空に侵入した中国当局の航空機について、自衛隊のレーダーでは捕捉できなかったことが分かりました。 航空自衛隊は各地に設置したレーダーなどで航空機による領空侵犯がないか監視する体制をとっています。 しかし、今回は、領空に侵入した中国の国家海洋局に所属する航空機をこれらのレーダーで捕捉することはできず、海上保安庁からの通報で、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したということです。 これについて、自衛隊トップの岩崎茂統合幕僚長は13日の記者会見で「日本周辺の空域の警戒監視を行っているが、残念ながら捕捉できず領空侵犯された。今後、こうしたことが起こらないように対応していきたい」と述べました。