『日本近代文学大事典』(日本近代文学館編 講談社 1977)によると、「のらくろ」の作者は田河水泡で、昭和6年から『少年倶楽部』に連載された児童漫画であることが記載されている。関係者の証言が掲載してある図書として、『田河水泡』(田河水泡・高見沢潤子著 日本図書センター 2010)、『「漫画少年」物語』(加藤丈夫著 都市出版 2002)、『少年倶楽部時代』(加藤謙一著 講談社 1968)を紹介した。また『日本近代文学大事典』によると『少年倶楽部』は「昭和11年には75万部に達し、日本最大の児童雑誌となるにいたった。」と記述されている。『「少年倶楽部」と読者たち』(岩橋郁郎著 ゾーオン社 1988)には『少年倶楽部』の新年号発行部数(創刊(大正3)~昭和20年まで)がグラフで掲載されており、このグラフを見ると、「のらくろ」の連載期間中の発行部数多かったことがわかる。 NDC 漫画.挿絵.児童画
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