テキストや模試を作る仕事には印刷屋さんから戻ってきた原稿を何度も校正するという過酷で非人間的な業務も含まれます。僕にとっては不毛な会議と偉い人の話の次くらいに嫌なことなのですがこれも仕事なので仕方がありません。何かのプリントの裏紙に手書きの文字で書きなぐられた、まだハムラビ法典の方が読みやすいんじゃないかと思えるほどの解読不能文字を、毎回印刷屋が見事に文字におこしてくれるのを見るたびにプロの仕事の素晴らしさをつくづく感じてしまうのですが、ただひとつ、気になってならないことがあります。高校数学の挿絵で頻繁に登場する放物線や3次関数のグラフ。戻ってきた原稿を見て思わず笑ってしまうくらいとんでもない代物が印刷されていることがあるのです(下図)。 長く数学に関わっていると正しい放物線や3次関数を見分ける微妙な感覚がついてきます。そうなるとこういう変なのをみると首の内側がむずむずしてたまらなくなりま
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