近頃、連続して世間を賑わしている日本の“ゲス”ニュースに、海外メディアが関心を寄せています。手始めに、イギリスの『ガーディアン』が不倫騒動を性差別だと報道し、100年以上の歴史を持つ英字新聞『ジャパンタイムズ』も大きく報じました。 記事では、一連の不倫騒動や、2016年4月公開の映画『下衆の愛』との関連について書かれ、“ゲス”というキーワードについて言及しています。『下衆の愛』は、日本の映画界の内幕を描く問題作で、枕営業をする女優や、権力の座にある監督やプロデューサーのパワハラなど、底辺のゲス事情を描いている作品です。そのキャッチコピーは“全員下衆”。コピー通りゲスな業界人たちの話となっています。 記事では、日本の芸能界のあり方にも言及しており、海外メディアがこれほど“ゲス”を取り上げたのは初めてです。『下衆の愛』は世界有数の映画祭、<ロッテルダム国際映画祭>でも上映され、会場では映画の内