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ブックマーク / amon.hatenablog.com (27)

  • 白燐弾はどういう兵器でどのように使われてきたか - 非行型愚夫の雑記

    白燐弾はどういう兵器か 英語圏ではそうではないのですが、何故か日語圏のネット情報では「白燐弾に焼夷効果は無い」とかのトンデモがまかり通っています。 そこで、中央公論社版図解科学の第21号(昭和18年11月号)に白燐弾(黄燐弾)の詳細な説明が載っていますので、そこから引用して紹介したいと思います。今から60年以上も前の雑誌ですが、それで白燐の物性が変わるわけでもありませんし。 ただ、この雑誌は戦中のなだけに旧字旧かなで書かれているので、旧字旧かなを読めない人のことも考えて引用にあたって新字新かなに訳しました。 この黄燐焼夷弾こそは,前大戦直後からいち早くアメリカがその戦術的価値をみとめて研究をすすめて来たもので,現在は化学爆弾の一種として重量30ポンド(約15キロ)の発煙弾WP.M1型として制式になっている.内部の装薬は6キロで,頭部にMkXIV型の安全装置付着発信管をもち,目的は煙幕展

    白燐弾はどういう兵器でどのように使われてきたか - 非行型愚夫の雑記
  • 歴史の教訓とすべき人類史の悲劇が大袈裟な罵倒と解釈されてしまう件 - 非行型愚夫の雑記

    ナチスの思想である民族社会主義がどういう思想であったかを非常に大雑把に述べると、それは「ドイツ民族、それも優秀なドイツ民族の繁栄」を世界のための崇高な目的とし人道性より優先する思想でした。 そして、その思想に基づいての合理的判断による人権侵害は同民族にまで及び、精神障害者や知的障害者は排除対象とされました。 そのように「ドイツ民族の繁栄」を人道性より優先した結果、下記引用文のようなことがなされたのです。 ユダヤ人に関する措置 ポーランドに進駐した特別出動部隊に対する一九三九年九月二一日付のハイドリヒの速達は、占領地域のユダヤ人に関して「計画している全措置、したがって最終目標を極秘にする」としていた。最終目標のために「まずやるべきこと」は、田舎から比較的大きな都市へのユダヤ人の集中であった。 ずべてのユダヤ人共同体に長老評議会を作らせ、移住に関し「全責任」をとらせて、移住命令に従わない者は「

    歴史の教訓とすべき人類史の悲劇が大袈裟な罵倒と解釈されてしまう件 - 非行型愚夫の雑記
  • 似非科学批判と「北風と太陽」 - 非行型愚夫の雑記

    似非科学批判に対し似非科学批判批判な人が「批判より懐柔が必要だ」というようなことを「説教」することがあります。 それは、ある意味では「正論」です。似非科学の「コート」を纏った「旅人」は批判という「北風」に曝されれば曝されるほど、「コート」を吹き飛ばされまいとより強固にそれを掴む傾向があるのは事実ですから。 しかし、その「正論」は似非科学批判な人の目的が「コート」を脱がすことにあるときにしか成り立ちません。 そして、似非科学批判な人の目的は大抵そこにはありません。 では、何処にあるかといえば似非科学の「コート」の「暖かさ」がまやかしに過ぎないことを似非科学について知らない人にも示すためです。 それもこれも似非科学の「コート」を纏った「旅人」が似非科学について知らない人にまやかしの「暖かさ」をもって共に「コート」を纏うように勧めるからです。 そのようにして似非科学が「仲間」を増やそうとする以上

    似非科学批判と「北風と太陽」 - 非行型愚夫の雑記
  • 人道主義>軍事的合理性、市民>軍人 - 非行型愚夫の雑記

    クラスター爆弾禁止条約の採択に対して軍事的合理性の点から文句を言っても仕方がありません。 なぜならば、人類が築き上げてきた国際社会においては国際人道法に見られるように軍事的合理性より人道主義の方が優先されるから。 さらに言ってしまえば軍人の都合より市民の都合の方が優先されるから。 この理屈からは優秀な面制圧兵器であっても結果的に不発子爆弾が市民に深刻な被害を与えてしまうクラスター爆弾は禁止される方が妥当というもの。 軍事的合理性より人道主義が優先される以上、人道主義の方で出された結論に軍事的合理性の点から文句を言っても無意味。それが国際社会の現実であり、それに対して軍事的合理性を主張して悲壮感に浸り嘆く方がナイーブ。(駄目と分かっていてもやってしまう体言止めの連続使用) そして、軍事的合理性より人道主義を優先するのは人類社会的には正しいのです。 仮に人道主義より軍事的合理性を優先するならば

    人道主義>軍事的合理性、市民>軍人 - 非行型愚夫の雑記
  • 大日本帝国を糾弾するのに熱心な反歴史修正主義者が大日本帝国と同じようなことをしている中国に対して積極的に糾弾しているように見えないのは何故か? - 非行型愚夫の雑記

    諸君、余だ。 大日帝国を糾弾するのに熱心な反歴史修正主義者が大日帝国と同じようなことをしている中国に対して積極的に糾弾しているように見えない、と諸君が疑問に思っているようなので余が答えよう。 簡単なことだ。 正しい情報が流布されている分には批判する必要がないからだ。 正しい情報の下、諸君がどのように判断しどのように行動するかは諸君自身に委ねられているのだ。 考えてみるがよい。 反歴史修正主義は歴史修正主義に対するカウンターアクション。そもそも歴史修正主義者が偽りの歴史を流布していなければ、そういう活動をする必要は無いのだ。 反歴史修正主義者にとって、歴史修正主義者の偽りを暴くことが目的であり、大日帝国の負の歴史について発言するのは偽りを暴くための手段にすぎない。 全てがそうとまでは断定せぬが、反歴史修正主義者にとって大日帝国を糾弾するのは目的ではない。 偽りを暴くための手段として大

    大日本帝国を糾弾するのに熱心な反歴史修正主義者が大日本帝国と同じようなことをしている中国に対して積極的に糾弾しているように見えないのは何故か? - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2008/04/23
    猫より犬!猫より犬!!
  • アムネスティはようやく立ったわけではないですよ - 非行型愚夫の雑記

    中国のチベットに対する非道が今のように報道されるようになって、アムネスティがようやく立ったかのような非道い「印象操作」に辟易したの書きます。 アムネスティは昔から中国のこのような人権侵害に対して批判的でした。 下記検索結果を見れば、そういう中国に対する批判は昨日今日のことではないことは明らかでしょう。アムネスティはようやく立ったのではなく、ずっと立っていたのです。ようやく立ったなんて言う方がその姿を見ていなかったのです。 チベット site:www.amnesty.or.jp - Google 検索 人権団体は概ねこのような中国の人権侵害に対して批判的です。 ただ、そういう人権団体の活動に対して多くの人々は無関心です。 実際に人権団体を支援する活動をしてみれば、その寒々とするような無関心振りを実感できるのではないでしょうか。 無念です。 人々がもっと早く注目し中国の非道に対して抗議の声をあ

    アムネスティはようやく立ったわけではないですよ - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2008/03/26
    なんやかやでアムネスティに注目が集まったのは良かった。まぁ、しばらくすればまた無視されるんだろうけど。
  • 知らないからこそ気楽なことが言える - 非行型愚夫の雑記

    youichirou 「いくら何でも30万はないだろ。ウン千程度が関の山じゃね?」という疑問を持ったら「南京事件は無かっただなんていうとは歴史修正主義者め!」って非難される例とか。 はてなブックマーク - 「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 - Close To The Wall id:youichirouさん、まず「ウン千程度が関の山じゃね?」というのを蓋然性のある主張にしてみてくださいませんか。 ウン千程度というのは知識の有る人から見れば過度な事件の矮小化にあたるわけで、歴史修正主義者と非難されても仕方がないのではと思います。 「いくら何でも30万はないだろ」というのはOKです。30万人説の蓋然性は低いですから。 ただ、30万人説の蓋然性は低いですが無いわけではありません。 戦史上の南京事件 - 模型とかキャラ弁とか歴史とかで引用した文に記載されているように、その数は資料

    知らないからこそ気楽なことが言える - 非行型愚夫の雑記
  • 何に対して怒髪天状態になっているのか本気で読み取れないの? - 非行型愚夫の雑記

    性犯罪被害の当事者が見てどう思うかという考察よりも、被害者でもなんでもない自分たちの関係のない溜飲をさげることを先んじてますよねあきらかに。まあ勝手ですがね。どんな思いを抱えて憤死しそうなのか知りませんが、米兵に集団で暴行された少女よりも先に癒されるべきという主張になりますよそれは。だってことさら現実の事件を取り上げる必要は絶対にないはずです。ネタの構造的にもね。 はてなグループ どういう論理展開でそういう結論に達するのか飛躍が激しすぎでさっぱり分かりませんが、誤解があることは確かなようなので説明します。 どんな思いかといえばセカンドレイプに対する怒りです。 「朝の3時ごろまで盛り場でうろうろしている未成年もどうかと思う」という言葉は明確に性犯罪被害者に落ち度があることを表明しています。続く言葉がどうであろうと、その意味は変わりません。 仮に相手のことを思っての言葉であったとしても、そうい

    何に対して怒髪天状態になっているのか本気で読み取れないの? - 非行型愚夫の雑記
  • もはや議論の必要がないこと - 非行型愚夫の雑記

    レイシズム・歴史修正主義に対する批判・非難に対して、レイシスト・歴史修正主義者がその不寛容さを批判・非難することがあります。 くだらない。 レイシズム・歴史修正主義に対して妥協点を見出すために議論する必要などありません。 不寛容に対する不寛容、大いに結構。それらに対して寛容に振る舞う方が悪しき相対主義というもの。妥協する方が悪。 両者の間に妥協点を見出すということは、正と誤の間で中間を取るようなものです。妥協するだけ結論は正から遠のきます。 両者の間に妥協点を見出す必要はありません。地動説と天動説、進化論とID論。これらに対し、前者を正しいものとし、後者を誤りとし、両者の間で妥協点を見出す必要がないのと同じ。 批判・非難されるべきことが批判・非難されるだけのことです。 こういう不寛容に対する不寛容は社会正義に反しません。むしろ、つまらない修辞で質を覆い隠し、不寛容に対する不寛容が社会正義

    もはや議論の必要がないこと - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2007/10/26
    ある者に向けられた不寛容に寛容であることは、そのある者を不寛容から救わないということ。
  • 願望による妄想力で自らを「扇動」する人々 - 非行型愚夫の雑記

    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070905ic04.htm http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070906it12.htm 電車内で拳銃型ライターで遊んだ高校生が下車後に酔漢に暴行されたこの事件。初期の報道に対し「『高校生が言うことを聞かないから殴った』という誤解に基づいて」暴行した酔漢を擁護する意見が多数寄せられ、その誤解を解くために、より状況を詳細に説明した続報がなされました。 で、現在、ネットにおいて、この事件の初期の報道に「扇動」されてしまった人が、続報により「扇動」されてしまったこと自体を批判されていることに対し、「そういう風に批判している人々も続報に扇動されているのではないか」とか逆ギレしていたりする風景が見られることがあったりするわけです。 そこで、そういう風に逆ギレしている人

    願望による妄想力で自らを「扇動」する人々 - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2007/09/10
    現実に物語を投影する人々。物語に不都合な要素は切り捨てられる。
  • 国民洗脳装置としての靖国 - 非行型愚夫の雑記

    概念 政治も宗教も、ある種の中心的概念(自由、国家、神)を声高に叫ぶが、これらはあまりに抽象的なので、ここでは「霊的概念」と呼ぶことにする。霊的概念は極めて曖昧なので、しばしば個人によって解釈が大きく異なる(政治理論家は、自由や平等など政治的な霊的概念を「基的に議論されたもの」であると言う〈2〉)。この曖昧さは、それについての合理的な議論を不可能にしており、そのような議論に加わる人達は事実上い違った話をしていることになる。演説者は、自分達の計画や目的が細かなところでは非現実的であり、隠れた落とし穴やその他の悪魔的なものを含んでいることを覆い隠すため、あるいは、聴衆の感情的反応を引き出して、その議題に対する集中度を高めたりするために、そのような「輝かしい一般論」(3)を用いることが多い。抽象的で曖昧であると同時に、霊的概念は価値観を含んでいる(これについては第九章参照)。それ自体が極めて

    国民洗脳装置としての靖国 - 非行型愚夫の雑記
  • 貧困の構造 - 非行型愚夫の雑記

    ホームレスは何故都市部に集中するか。 それは都会の方がホームレスの生存に有利だから。 まずは大量の廃棄物。 ホームレスは廃棄物の中から生存に再利用できるもの(衣住の「住」のダンボール、「」の廃棄品等)を収集することを、自らの生存の助けとしており、大量の廃棄物が出る都会の方が生存に有利。大量の廃棄物が発生することは、廃棄物の再利用で生存できるホームレスの人数も多いことも意味する。 都会の廃棄物は人口密度に応じて面積当たりの量も多く、地方より短い徒歩時間でより大量の廃棄物との接触が可能。この点も生存に再利用できる廃棄物の収集において有利。 一般開放されている公共施設の数や雇用機会も含め、都市部の環境の方がホームレスの生存に有利であり、その結果、ホームレスは都市部に集中する。 ホームレスは必ずしも働く意志が無く都会に寄生している人ではない。必ずしも能力的に働くことができない人でもない。 働

    貧困の構造 - 非行型愚夫の雑記
  • 貧困の再発見 - 非行型愚夫の雑記

    ワーキングプアは「貧困の再発見」 それはともあれ、ワーキングプアに注目が集まったのは、まじめに働いているのに、なお貧しいということに世間が驚いたということであろう。逆に言うとそれは、高齢や病気、障害などで働けない人や怠けて働かない人だけに貧困が見られるという感覚を多くの人が持っている、ということだろう。 おまけに、つい最近までの日では、その気になれば働く場はどこにでもあると皆が信じてきたので、その気になっているのに働く場がなかったり、働いても貧しいというようなことは想像しにくく、そのこともワーキングプアという現象への驚きとなって現われたのかもしれない。 現代の貧困P17より。 「高齢や病気、障害などで働けない人や怠けて働かない人だけに貧困が見られるという感覚を多くの人が持っている」だけで、働いても貧しい人は昔からいました。 例えば、手の離せない幼い子供がいる母子家庭。こういう家庭環境は就

  • 居はしないのさ そんな人 - 非行型愚夫の雑記

    以下のブックマークコメントを読んで思ったこと。 2007年06月30日 kiya2014 「経済弱者の問題解決が多数派に成りえないのは、当の経済弱者な人の多くが問題解決に与しないから」 それ結局保守のよくやる自己責任論じゃん。はて、ホンモノの左翼ってどこにいるんだ? はてなブックマーク - 自分は越える気も無いハードルを他人に押しつける人 - 模型とかキャラ弁とか歴史とか 「わーい、漢字で左翼認定されたよ!」ということは置いといて。 そもそも自己責任論ではなく現状認識 というか、民主主義国家の国家意思は基的に(相互の妥協によって成立する)多数派が構築する(ことになっている)というのに、その責任を少数派でしかない「既存左翼」に被せ責めたてるという行為自体が私にしてみればナンセンス。経済弱者の問題解決を図る動き自体が成らないのは、それを望むのが(音としてはともかく投票結果としても運動として

    居はしないのさ そんな人 - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2007/07/05
    kiyaさんは東大卒なのに、低学歴・低所得の私よりも経済弱者のことを理解しているなんてすごいなあ、と思いました。
  • どんな批判に対してもある程度効果的な無効化を図れる論法 - 非行型愚夫の雑記

    どんな批判に対してもある程度効果的な無効化を図れる論法、それは「思いを汲み取れ論」 やり方は、どれほど非難を浴びるような愚かな行動であろうと、そういう行動を取るだけの相応の思いがあったからだと説明し、その思いに対して配慮することを求めるだけ。情緒的な美文*1を書ける能力があればモアベター。 そういう行動によって踏みにじられた人がいても、踏みにじられた人の思いからは意識を逸らすように文章を構築するのがコツ。 語られていもしない「思い」を説得的に代弁できるようになれれば上級者。(そこで「なんで語られていもしないことを御前がそんな風に代弁できるの?」と思われるようではまだまだ未熟) 状況により人数にばらつきはあるものの「思いやり深い人々」が共感して追従してくれること間違いなし。 戦争犯罪があろうと救国の理念に燃えていた先人の思いを汲み取れ。 他者が自分と同じように不幸になることを願うワーキングプ

    どんな批判に対してもある程度効果的な無効化を図れる論法 - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2007/07/05
    最近よく目にする。「思いを汲み取る」はむしろ相手に失礼、相手は対等(以上)でありたいと考えているだろうから。/「アレげなバナー」と他人のセンスを嗤うのは相互理解の手段ですか?>tasoiさん
  • 「氷河期世代」の「右傾化」に対し言ってないことを読み取るマン - 非行型愚夫の雑記

    私は言ってないことを読み取るマン。 今回は「氷河期世代」の「右傾化」に対し言われていないことを読み取ります。 彼らが「団塊世代」や「既存左翼」に向ける「悪意」から、語られていない彼らの内面にある「真意」と向き合うために。 「氷河期世代」の無職・パート・派遣の一部はネット右翼の全てではありませんが、その一角を占めています。 「30歳前後で月給10万、どうやってべていくんですか」…棗一郎弁護士、語る - 2ちゃんねるとネット右翼(ネトウヨ)ウォッチング&その分析や痛いニュース(ノ∀`) : 「何してるの?」 子供に話しかけられ、殴った無職の男(33)逮捕 - ライブドアブログなどからの憶測。 彼らは歴史認識問題などでとんでもないデマを信じ込んでしまっていたりすることからバカウヨクと呼ばれることがありますが、彼らの多くはバカではありません。素直で情報弱者なだけです。素直なのはそれまでの生涯で懐

    「氷河期世代」の「右傾化」に対し言ってないことを読み取るマン - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2007/05/29
    自分の鏡を見せられているようで背筋が寒くなる。
  • 言ってないことを読み取れマン - 非行型愚夫の雑記

    言ってないことを読み取るマン、言ってないことを読み取らせるマン*1に続く新たなヒーロー、それが言ってないことを読み取れマン。 言ってないことを読み取れマンの得意技は根拠を示さない「悪意」をぶつけること。 「悪意」をぶつけられた相手は、語られていないその「悪意」の源泉を読み取り、真摯に対応しなければなりません。できなければ「戦争」です。 真意を具体的な言葉で語らないのに、読み取れないと的外れと非難され「もう戦争しかない」となるのが言ってないことを読み取れマンの恐るべきところ。そういう心の中のことは憶測しかできないというのに。 そう、言ってないことを読み取れマンの恐るべきところは、真摯に対応しようとすると自動的に憶測で語ることを求められることです。 言ってないことを読み取れマンが読み取って対応することを求めているのは、彼自身の語られていない内面に抱え込んでいるものなのですから。 ゆえに、言って

    言ってないことを読み取れマン - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2007/05/29
    "そう、言ってないことを読み取れマンの恐るべきところは、真摯に対応しようとすると自動的に憶測で語ることを求められることです。"
  • 長期拘束はそれ自体が洗脳手段となる - 非行型愚夫の雑記

    「洗脳の科学」P47-52より。 洗脳を行なう場合、コミュニストたちは、なんとか生き延びていくには足りるが、人の脳が効果的に機能するには不十分な量のべ物しか与えない。実際、この戦略は全市民に対して使われることさえよくある。理由は簡単明瞭だ。腹を空かしている人々は、騒ぎを起こさない。腹を空かしている人々は、抑圧に対して無批判な反応をする。これはソビエト人が発見したことだが、飢えによって人は死ぬまで自発的に働こうとするものなのだ。さらに重要なのは、飢えることで、あらゆる道徳観念が破壊され、人は自分の仲間とも憎むべき弱肉強の競争へと駆り立てられてしまう。飢えが現実を非現実的なものに変えてしまい「いけにえ」はさらに暗示にかかりやすくなるのである。 長期間に及ぶ疲労というものも、コミュニストが使う洗脳の一要素である。疲労による効果はまったく猛烈なものとなる場合がある。かっきり一時間でいいから、ま

    長期拘束はそれ自体が洗脳手段となる - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2007/01/17
    大まかなところは聞いたことがあるけど、詳細がわからなかったので有り難い。
  • 徴兵より志願兵の方が強い? - 非行型愚夫の雑記

    徴兵制なり、政府が国民を志願せざるを得ない状況に追い込むことはありえない。 ただ単純に、徴兵より志願兵の方が強いから。 至上命題が戦争で勝つことである限り、徴兵制はまずありえない。 徴兵制を巡っての話題でこのような俗説を目にすることがある。 結論から言えばこの俗説は誤りだ。 イスラエルは徴兵制だが精強で知られる。徴兵制だからといって士気が問題になることは殆ど無い。軍事に対する国民の意識が徴兵制でも高い士気を維持するからだ。 米軍海兵隊は精強で知られるがその強さに徴兵制とか志願制とかは関係ない。米軍海兵隊が精強な理由はその非人間的な訓練にある。その訓練における人格破壊プログラムと兵士としての人格形成プログラムが海兵隊員を精強な兵士とする。一般社会のモラルと戦場のモラルは異なる。訓練において兵士は人道的である限り人間扱いされず人間の尊厳を砕かれ、兵士として適応することで賞賛される。軍隊という基

    徴兵より志願兵の方が強い? - 非行型愚夫の雑記
  • 「英霊たちの多大な犠牲」 - 非行型愚夫の雑記

    歴史群像2006年10月号P154-155より引用。 見捨てられた戦場 絶対国防圏−。 それは昭和十八年(一九四三)九月に大営が策定した”帝国戦争目的達成上、絶対確保を要する圏域”のことである。 簡単に言ってしまえば、少し戦闘地域を拡大しすぎたので、ここらで手堅い戦線だけでもしっかりと確保しておこう、ということだ。 海軍、陸軍それぞれに思惑があり、手仕舞いする地域については微妙な駆け引きを生むが、結局は九月三十日の御前会議において、この策定をもとにした新しい戦争指導方針が決定された。 絶対国防圏、といえば聞こえはいい。だが、確保する部分を縮小するということは、その外側は諦めるということである。死守すべき線の外側で戦っていた兵士たちは、文字どおり見捨てられた存在となる。 置き去りにされた兵士たち−。 元海軍陸戦隊、福山孝之もその一人であった。 「ひどい話だな、と思います。もう料は送れない

    「英霊たちの多大な犠牲」 - 非行型愚夫の雑記
    kurotokage
    kurotokage 2007/01/11
    “こういうことを知っていれば「英霊たちの多大な犠牲」を過去を美化したり戦争責任追及を誤魔化したりするために使うなどということはできないと思うのです。”