タグ

科学と脳に関するlaislanopiraのブックマーク (597)

  • 「半年以内に人間の頭にチップを埋め込む」とイーロン・マスクが張り切るNeuralink。開発で実験体1500頭が死亡か

    「半年以内に人間の頭にチップを埋め込む」とイーロン・マスクが張り切るNeuralink。開発で実験体1500頭が死亡か2022.12.14 19:3060,220 satomi 自分の頭にも埋めるって張り切ってますけど、だ、大丈夫なんかいな…。 イーロン・マスクCEOが2020年に人体で臨床試験をスタートする!と宣言したきり延期になってるNeuralink社の脳埋め込みチップ「N1」ですが、2018年からはじまった動物実験でブタ、猿など1500頭が犠牲になっていることが内部告発で明らかになりました。 Reutersが入手した内部資料と現社員・元社員20人以上の内部証言によると、開発を急げという上(イーロン・マスクCEO)からの突き上げがすごく、圧力に歯向かえない現場の社員の間で準備不足、土壇場の変更、実験失敗、やり直しが頻発し、死亡する動物の数が増えているのだといいます。 このことと関係あ

    「半年以内に人間の頭にチップを埋め込む」とイーロン・マスクが張り切るNeuralink。開発で実験体1500頭が死亡か
  • 緑色の光に痛みを緩和させる効果。脳のオピオイド受容体を活性化 : カラパイア

    新たな研究によると、痛みを和らげるための安全で簡単な方法が発見されたかもしれないという。マウスを使った実験によると、「緑色の光」は脳内の「オピオイド受容体」を活性化して、痛みを大幅に緩和してくれるそうだ。 この結果は人間ではまだ確認されていないが、同じことを示唆する研究はこれまでにもあった。 現在米国では鎮痛、陶酔作用がある合成化合物「オピオイド」中毒が社会問題となっている。 だが緑色の光をつかった光線療法ならば、安価で手軽で、しかも安全な鎮痛剤になることが期待されている。

    緑色の光に痛みを緩和させる効果。脳のオピオイド受容体を活性化 : カラパイア
  • 脳が衰えない高齢者「スーパーエイジャー」研究進む 米大学

    80歳を越えても20~30歳下の年代と同じ脳の働きを維持している「スーパーエイジャー」の研究が進んでいる/Courtesy Jennifer Boyle (CNN) 80歳を越えても20~30歳下の年代と同じ脳の働きを維持している「スーパーエイジャー」たちの研究に、米シカゴのノースウェスタン大学医学部が取り組んでいる。 チームは14年前から、記憶力の優れた高齢者を募って研究を進めてきた。スーパーエイジャーという専門用語も同大学で誕生した。 80歳以上の高齢者が詳しい認知機能の検査を受け、50~60代の正常な人々と同じかそれ以上の記憶力がある場合に限って、研究対象に入ることができる。特に、日常の出来事や過去の経験をよく記憶していることが条件だという。 応募者の中で条件に合うのはわずか10%ほど。知能指数(IQ)検査の結果は平均的な高齢者とあまり差がなく、知的レベルだけの問題ではないと考えられ

    脳が衰えない高齢者「スーパーエイジャー」研究進む 米大学
  • 「犬は主人に対して忠誠心を持つ」は間違い…科学的研究でわかった犬が本当に考えていること あくまで動物であり、常に本能で動いている

    犬は能を理性でコントロールできない 犬という動物を知る上で、大前提として知っておきたいのは、五感の感覚が人間とはまったく違うこと。そして脳の働きも人間とはまるで違うということです。 これは当たり前のことなのですが、ともすれば、犬と家族同様に暮らしていくうちに、犬も人と同じようにものを見たり聞いたりし、人と同じような感情を持つように思い込んでしまう方もいます。 同じ空間で生活していても、犬は人間とは違う世界で生きています。 まず感覚受容器の構造が違うため、人と同じ環境にいても、目、耳、鼻から受け取る情報が人間とはまったく異なっているのです。 感覚受容器は、外部からの刺激を脳に伝えて行動を促す役割があります。 動物の行動には、それを促す何らかの刺激が必ず存在し、五感が敏感であるほど刺激を受けやすいということになります。 その行動を司つかさどるのが脳ですが、人の脳と、犬などの哺乳類の脳では大脳

    「犬は主人に対して忠誠心を持つ」は間違い…科学的研究でわかった犬が本当に考えていること あくまで動物であり、常に本能で動いている
  • うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ

    それは脳のなかの「天使」でありながら、ときには「刺客」へと変貌するという。書の主人公は、非神経細胞のひとつである「ミクログリア」である。 つい最近まで、ミクログリアは脳のなかの端役にすぎないと考えられていた。脳内の情報伝達を担うニューロンや、そのつなぎ役を務めるシナプスといった綺羅星たちと比べると、それが果たす役割はごく些末なものだと考えられていたのである。ところが近年、そうした見方は大きく変わりつつある。ミクログリアは脳のなかできわめて重要な役割を果たすとともに、それが誤作動を起こすと、わたしたちの健康に甚大な被害が生じることがわかってきたのだ。後者の例を言えば、うつ病や不安障害、あるいはアルツハイマー病なども、ミクログリアの誤作動と関係しているという。 書は、ミクログリアが脚光を浴びるに至った経緯と現状を物語るものである。そしてそのストーリーは、ふたつの糸が撚り合わさった形で進行す

    うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ
  • 脳波から言葉を生成するAI「Brain-to-Text」 “声道”への指令を解読、言葉に変換

    Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米University of California, San Franciscoなどによる研究チームが発表した論文「Neuroprosthesis for Decoding Speech in a Paralyzed Person with Anarthria」は、脳に電極を埋め込み、脳波から言葉を生成する深層学習を用いたシステムを提案した研究報告だ。発声した際に声道付近の筋肉に指令を送る脳神経から読み取り、脳波から言葉を生成する。 脳の電気的活動を記録し、ロボットアーム、ビデオゲーム、コンピュータ画面上のカーソルなど、外界の何かを制御する信号に変換する研究は数多く探求されてきた。 中でも

    脳波から言葉を生成するAI「Brain-to-Text」 “声道”への指令を解読、言葉に変換
  • 脳に電極を埋め込まなくても「思考」がリアルタイムで読めるAI技術が登場

    機能的磁気共鳴画像(fMRI)という手法で脳をスキャンしAIに解析させることで、人の思考を正確に読み取ることができたとの論文が発表されました。この技術により、病気やけがで話したり体を動かしたりすることができない人のコミュニケーションを支援する技術が大きく前進すると期待されています。 Semantic reconstruction of continuous language from non-invasive brain recordings | bioRxiv https://doi.org/10.1101/2022.09.29.509744 Researchers Report Decoding Thoughts from fMRI Data | The Scientist Magazine® https://www.the-scientist.com/news-opinion/res

    脳に電極を埋め込まなくても「思考」がリアルタイムで読めるAI技術が登場
  • 人間の脳は量子計算をしているとの研究結果

    脳を特殊な方法でスキャンする研究により、人の脳が量子的な機能を持っていることが判明したと報告されました。この発見は、なぜ人の脳が一部の分野でいまだにスーパーコンピューターをしのぐ能力をもっているのかの解明につながると期待されています。 Experimental indications of non-classical brain functions - IOPscience https://doi.org/10.1088/2399-6528/ac94be Our brains use quantum computation - News & Events | Trinity College Dublin https://www.tcd.ie/news_events/top-stories/featured/our-brains-use-quantum-computation/ 今回の発見は

    人間の脳は量子計算をしているとの研究結果
  • 肉体を持たない分離された脳細胞にも知性のようなものが備わっている。ミニゲームをプレイすることに成功 : カラパイア

    肉体や他の器官をもちあわせていない、分離された脳細胞にも知性のようなものが備わっているようだ。 オーストラリアのモナシュ大学とCortical Labs社の研究グループが、実験用のお皿に置いた脳の「神経細胞(ニューロン)」に「ポン」というミニゲームをプレイさせることに成功したそうだ。 これは肉体のない神経細胞にも知性的なものがあることの証明だ。意識の根的な性質を解き明かすヒントになるばかりか、神経疾患治療の新しい研究につながると期待されるとのことだ。

    肉体を持たない分離された脳細胞にも知性のようなものが備わっている。ミニゲームをプレイすることに成功 : カラパイア
  • 人工培養した人の脳が「Pong」をプレイ。AIよりも早い上達を見せる | テクノエッジ TechnoEdge

    ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日版, Autoblog日版, Forbes JAPAN他 ペトリ皿の上で人間の脳細胞を約80万個にまで培養した「DishBrain」に、科学者が原始的なゲーム『Pong』をプレイさせることに成功したと、査読付き科学ジャーナルNeuronに発表しました。 この研究を率いた研究者Brett Kagan博士は、「外部から情報を得て、それを処理し、リアルタイムで反応を返すことができる」と語っています。 話だけを聞いていれば、なんだか皿の上の小さな脳細胞の塊に自我があって、何らかの方法でコントローラーを操作してゲームをプレイしたかのうような話にもきこえます。しかし、いくら人の脳細胞とはいえ、目もなければ耳もない脳細胞のかけらがそのような高度な反応を示せるはずもありません。 で

    人工培養した人の脳が「Pong」をプレイ。AIよりも早い上達を見せる | テクノエッジ TechnoEdge
  • ヒトだけが持つ「知恵の実」遺伝子がチンパンジーの脳オルガノイドを人化すると判明 - ナゾロジー

    人間がべた「知恵の実」を、チンパンジーに分け与えられるかもしれません。 ドイツのマックス・プランク研究所(Max-Planck-Institut)で行われた研究によれば、ヒトだけにしか存在しない脳を巨大化させる「知恵の実」遺伝子ARHGAP11Bをチンパンジーの人工培養脳(脳オルガノイド)に組み込んだところ、大脳新皮質の幹細胞が2倍に増加し、ニューロンの劇的な増加するヒト化が確認されました。 また逆にヒト細胞から作られたヒト脳オルガノイドから「知恵の実」遺伝子を奪ったところ、大脳新皮質の幹細胞数がチンパンジーと同レベルまで減少してサル化が起こったことも判明します。 サルに「知恵の実」を与えるヒト化と、ヒトから「知恵の実」を奪うサル化の両方が実現したことにより、脳進化の理解が進むと考えられます。 研究内容の詳細は2022年9月13日に『EMBO reports』にて公開されています。

    ヒトだけが持つ「知恵の実」遺伝子がチンパンジーの脳オルガノイドを人化すると判明 - ナゾロジー
  • 心を読み取るAIが、意識のない人とのコミュニケーションを可能にする未来 : カラパイア

    心のプライバシーなど無意味なものとなってしまう未来が来ているのかもしれない。 最新のAIは、人間の脳の中を覗き込み、その人が目にしている顔をそっくりそのまま描き出すことができる。 オランダ、ラドバウド大学の研究者によれば、この技術が発展すれば、いずれは寝ている間に見る夢を再現したり、昏睡状態で意識がない人とコミュニケーションを交わせるようにすらなるかもしれないそうだ。 この成果は『Scientific Reports』(2022年1月7日付)で発表された。

    心を読み取るAIが、意識のない人とのコミュニケーションを可能にする未来 : カラパイア
  • IT業界人はなぜインタビューでろくろを回すのか? 手を拘束すると言語化速度が低下することが判明! - ナゾロジー

    「会話中に自然と身振り手振りが出てしまう」ことはあるものです。 実際、インタビュー記事の写真には、著名人が手を動かしながら説明している瞬間が収められています。 こうした写真は、「IT業界の社長はろくろを回す」などとコミカルに表現されることもありました。 そして最近、大阪公立大学大学院現代システム科学研究科に所属する牧岡 省吾(まきおか しょうご)氏ら研究チームは、手を拘束すると、意味を処理する脳活動と言語化の速度が低下すると報告。 「手の動き」と「言葉の意味を処理すること」には、密接な関連性があったようです。 研究の詳細は、2022年8月8日付の科学誌『Scientific Reports』に掲載されました。

    IT業界人はなぜインタビューでろくろを回すのか? 手を拘束すると言語化速度が低下することが判明! - ナゾロジー
  • 世界初、磁場による脳刺激でサルを人工的に「うつ病」にすることに成功(東北大) - ナゾロジー

    世界で初めて、サルを人工的にうつ病にする研究チームは今回、ニホンザルの脳内における「内側前頭皮質(MFC:medial frontal cortex)」の腹側部を対象とした、局所的な脳機能の阻害実験を行いました。 MFCは、高度な認知や情動機能をつかさどる大脳皮質の中で、前方部の内側面に位置します。 情動や社会性、意欲の制御に深くかかわっており、とくにMFCの腹側部は、うつ病患者において機能異常が生じる場所として指摘される部分です。 この領域の機能を阻害する方法として、チームは、非侵襲的な脳活動の操作法である「経頭蓋磁気刺激(TMS:transcranial magnetic stimulation)」を用いました。 TMSは、頭皮に配置したコイルに電流を流して、急速な磁場の変化を起こすことで、頭蓋の外側から脳内に微弱な電流を与える脳刺激法です。 研究では、ニホンザルのMFC腹側部を標的

    世界初、磁場による脳刺激でサルを人工的に「うつ病」にすることに成功(東北大) - ナゾロジー
  • うつ病はセロトニン不足によって生じる、という従来の説に科学的根拠が得られず : カラパイア

    ここ30年間、うつ病の原因として一番有力な説は、脳内伝達物質「セロトニン」の不足により、他の神経伝達物質が制御できず、バランスが崩れることで生じるというものだった。 だが、英国、スイス、イタリアの研究者チームが、過去の研究を包括的に精査したところ、この説が当にうつ病の原因であることを示す科学的証拠が得られなかったという。 研究者は、セロトニンをターゲットにした抗うつ剤の服用を見直さなければならないと結論づけている。

    うつ病はセロトニン不足によって生じる、という従来の説に科学的根拠が得られず : カラパイア
  • 「スーパー日本人を育成しハピネス社会を実現」 阪大の“脳マネジメント”研究が戦闘力上がりそうと話題に

    文部科学省が推進する“革新的なイノベーションを連続的に生み出す”研究開発「センター・オブ・イノベーション」(以下「COI」)における、大阪大学の扱うテーマが「理解できない」と話題になっています。そのテーマとは、「“スーパー日人”を育成」し、「一人一人が最高に輝く“ハピネス社会”」を実現するというもの。スーパー……日人……!? 大阪大学COI拠点公式サイト “スーパー日人”はトレンド入り なんだか穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士みたいなものを育成しようとしているかのようですが、“スーパー日人”とは「常に意欲的に潜在力(個人が持つ最大の能力)を発揮できる」人のことだそうです。どちらかというと、界王拳ですね。 ただ、その育成方法がまたサイバーパンクで、ウェアラブルセンサーを用いて脳の状態を検知する“脳マネジメント”によって健康や教育に生かしていくと記されています

    「スーパー日本人を育成しハピネス社会を実現」 阪大の“脳マネジメント”研究が戦闘力上がりそうと話題に
  • 「スーパー日本人は不適当」 茂木健一郎氏が大阪大学の研究拠点を疑問視

    大阪大学の研究拠点が目標に掲げている「スーパー日人」という単語について、脳科学者の茂木健一郎氏が3月2日、「普遍的な価値を生み出すことを志向する大学で使うには、不適当な気がする」と疑問を投げかけた。 大阪大学の西尾章治郎総長の説明によると、文科省などが推進する「革新的イノベーション創出プログラム」の一環として、大阪大学は全国18カ所の拠点のうちの一つ「人間力活性化によるスーパー日人の育成拠点」に採択された。その結果、2013年11月に大阪大学にセンター・オブ・イノベーション(COI)が発足したという。

    「スーパー日本人は不適当」 茂木健一郎氏が大阪大学の研究拠点を疑問視
  • 人間の細胞は7年ごとにすべて入れ替わるという話は本当なのか? : カラパイア

    人間の体は何兆個もの細胞で出来ている。今日ある細胞は昨日とまったく同じではない。細胞は時間とともに老化し傷つくので、常に複製され入れ替わっている。 この絶え間ない細胞の活動がある考えを生み出した。「7年ごとに、体の全てが新しい細胞に入れ替わる」というものだ。つまり7年周期で別の体になっているということだ。 果たしてそれは当だろうか?実際にはそう単純ではないようだ。 体の臓器や部位によっては、数カ月で完全に入れ替わる細胞もあれば、脳細胞のように生まれたときとほとんど変わらない細胞もあるのだ。

    人間の細胞は7年ごとにすべて入れ替わるという話は本当なのか? : カラパイア
  • 偽の薬だと知りながら服用しても効果があるのはなぜか

    この2つのカプセルのうち、一つは有効な薬で、もう一つはプラセボ(偽薬)だ。(PHOTOGRAPH BY SPENCER WEINER/LOS ANGELES TIMES VIA GETTY IMAGES) 臨床試験で渡されるプラセボ(偽薬)には、薬としての有効成分が何も含まれていないはずなのに、それを服用した被験者に症状の改善が見られることがある。これは、「プラセボ効果」と呼ばれる現象だ。プラセボ効果を得るには、それがプラセボであることを被験者に知らせないことが重要であると考えられてきた。 ところがここ数十年の間に、最初から被験者にプラセボであることを知らせるオープンラベル(非盲検試験)の有効性を検証する研究が複数実施され、多くの場合症状が緩和したという結果が出ている。 米マサチューセッツ州に住むベティ・ダーキンさん(73歳)は、自宅で転倒して首の骨を折り、頚椎を損傷し、ひどい痛みに悩まさ

    偽の薬だと知りながら服用しても効果があるのはなぜか
  • 人間の脳が片方失われてもほぼ正常に機能するのはなぜなのか──『脳の地図を書き換える 神経科学の冒険』 - 基本読書

    脳の地図を書き換える: 神経科学の冒険 作者:デイヴィッド・イーグルマン,David Eagleman早川書房Amazonこの『脳の地図を書き換える』は、『あなたの知らない脳――意識は傍観者である』など一般向けの脳神経科学の著者として知られるデイヴィッド・イーグルマンの最新邦訳作である。彼はスタンフォード大学で「脳の可塑性」を教えている神経科学者で、書もその可塑性──脳が柔軟に変化していく能力──がテーマとなっている。 近年、脳には驚異的に変化していく力があることがわかってきた。たとえば複雑な道を隅々まで覚える必要があるロンドンのタクシー運転手は空間認識に関係する脳の海馬の容量が大きくなることがMRIでわかったが、それと同じことが、脳のあらゆる領域と能力にまたがって起こっているのだ。書が追求していくのは、そうした脳の可塑性の実態と、脳を超えて実社会に応用する可能性についてである。 デ

    人間の脳が片方失われてもほぼ正常に機能するのはなぜなのか──『脳の地図を書き換える 神経科学の冒険』 - 基本読書