本誌の連載で制作過程の一部を綴ってきたスプツニ子!さんの展覧会『Tranceflora – エイミの光るシルク』展が、現在、グッチ新宿の3階イベントスペースで開催中(5月17日まで)だ。最先端のバイオテクノロジーを用いて制作された新作に込めた想いを、アーティスト本人に聞いた。 今回の展覧会では遺伝子組換えによって作られた光るシルクなどを使って作品をつくっています。遺伝子組換えについては、なんとなくニュースで聞いたことがあるってくらいの人も多いと思うんですが、今回の作品を通して、その技術が実際にどこまで進んでいるのかを多くの人に知ってもらえればと思っています。 私はMITメディアラボにいることもあって、バイオテクノロジーの話題に触れる機会が多いんですが、「未来のこと」のように思えるような突飛な発想もすでに実現できるものが表れはじめています。 たとえば、男性と女性の境界線が曖昧になるかもしれな
![スプツニ子!が新作「エイミの光るシルク」に込めた想い](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a6311ab59aed1a3c40f34d55389602392d1d684a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2015%2F05%2FSputniko-0207.jpg)