わたしたちが買うときにおこなっていること――なぜ消費は社会学的に研究されるべきなのか? シノドス・オープンキャンパス01 / 貞包英之 社会 #シノドス・オープンキャンパス 消費の拡大と拡散 消費を通して社会を考えるために消費を社会学的に分析する、それがわたしの研究の目標です。 ではなぜ消費を通して、社会を考えなければならないのでしょうか。それに対する答えは、まずは簡単にみえます。わたしたちは、日々消費をくりかえして生きています。食料や電気や娯楽など、何かを買わなければ生活できず、いくらそれが嫌だと思っても仕方がありません。自給自足でどこまで生活できるか考えてみればよいでしょう。その場合、暮らしはかなり小規模なものに押し込められます。たとえばわたしは歌をうまく歌えないし、おいしいパンも焼けない。しかし誰かにそれをやってもらい、その成果を商品として買うことで、豊かな生活を営むことができるので
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