ペプシコーラを飲む第856学校の卒業生たち。モスクワ、1981年。 ペプシ海軍[1](ペプシかいぐん、英語: Pepsi navy)とは、1989年、ペプシコ社がペプシコーラの濃縮液をソビエト連邦へ輸出した際、その対価として同国政府から引き渡しを受けた20隻の軍艦の俗称である。 前史[編集] ソ連で販売されていたペプシコーラのラベル。 1957年10月4日、ソ連は世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功した。宇宙開発競争で先を越されたことで傷ついた威信を取り戻すべく、1959年、ドワイト・D・アイゼンハワー米大統領は、ソ連で資本主義の利点とアメリカの文化をアピールすることを計画した[2][3][4]。ソ連も文化交流プログラムには同意し、同年夏、ニューヨークでソ連の文化を紹介する博覧会が開かれた後、7月にモスクワ・ソコーリニキ公園でアメリカ国家博覧会(英語版)が開催され、ペプシコはス