迷路に迷い込み前回までレシピ本について、ツラツラと「古代ローマ 11」「古代ローマ11-2」「古代ローマ11-3」「古代ローマ11—4」を、ご紹介いたしました。 今日からは古代ローマに舞い戻って、キッチンの様子から食材についてです。 お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 古代ローマ初期は、ドムス(domus家屋)はアトリウム(Atrium中庭)の回りに家の各部屋が構成され、炉のある料理部屋や家族の守護神ラーリ(Lari)を祀る場所は入り口に位置し、この場所で家族は大方の時間を過ごした。 入り口の敷居と中庭の間で結婚し、守護神の前で新生児を祝い、葬式の祭壇を組んだ。その後現代ローマで見かけるような建造物になると料理部屋は、従者の居住域へ移った。 ←Paiolo 守護神像をメインエントランスの扉の裏側に祀られ続けることもあった。通常かまどは一つで、グリルか大鍋(Paiolo パイオーロ)