歩道橋の上で記念撮影するヤン・ヤーチェ(楊雅喆)監督(中)、美術指導の王誌成氏(右)、同作を製作する公共テレビ(公視)の曹文傑総経理(左) 台湾の作家、呉明益さんの小説「歩道橋の魔術師」(天橋上的魔術師)を原作としたドラマの舞台となる複合施設「中華商場」を再現した撮影用オープンセットが8日、報道陣に公開された。中華商場はかつて台北市内に実在し、セットでは1980年代の中華商場の1階から3階までの店舗と住居計50軒が細部まで再現されている。セットは新北市汐止にある2ヘクタールの土地に建てられ、8000万台湾元(約2億9260億円)が投じられた。完成までには1年がかかったという。セットは当初は一般公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された。撮影終了後は取り壊されるという。 公開されたセットの様子を写真で紹介する。