この「甲の横暴(갑의 횡포)」という言葉。韓国では昨年5月頃からよく使われるようになりました。「甲乙問題(갑을문제)」というようにも用いられます。 昨年の韓国の流行語ですが、今もふつうに使われているようで、1つ前の記事でリンクを張ったKBSを批判したブログ記事(→コチラ)でもこの言葉が使われていました。 で、意味はというと・・・。 甲は甲乙の甲。商業上の契約書で、韓国でも日本同様当事者双方を通常単に「甲」「乙」と略称しますが、慣用的に相手側の「生殺与奪権」を握っている強者の側が「甲(갑.カプ)」、生きるために膝を屈しなければならない弱者の側が「乙(을.ウル)」とされています。書類上は甲乙関係ですが、実質的には上下関係、主従関係といったものです。 この「甲」に属する者がその地位と力を利用していろんな場面で引き起こしているひどい行状(=갑질)のことを「甲の横暴」といいます。 「甲乙関係」という