火星上で探査を続けているローバー「スピリット」のコンピュータが先週末、複数回にわたって謎のリブートを繰り返していた件で、アメリカ航空宇宙局(NASA)は14日、 「掃除のおばさんが電源ケーブルを引っこ抜いていたせいだった」 と発表した。掃除のおばさんについてはかねてからその危険性が指摘されてきたが、関係各方面にあらためて衝撃を与えそうだ。 この事件は先週末の10日から12日にかけて、早朝の決まった時間にスピリットの電源供給ラインが切れ、しばらくするとふたたび復旧するという謎の現象が起きていたもの。スピリットの動作ログを見てもプログラムを再チェックしてもリブートする原因がつかめず、ヒューストンのスタッフを悩ませていた。 そこで、技術者のひとりが 「誰かそっちで電源をいじっていないか」 とダメモトで現地に確認を取ったところ、「そういえばあたしが…」と名乗り出る人物が現れた。火星で清掃スタッフパ