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SFと読書に関するlocke-009のブックマーク (7)

  • どうやったら連続性を維持したまま意識をアップロードできるのか?──『意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く』 - 基本読書

    意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く (講談社現代新書) 作者:渡辺正峰講談社AmazonSFの世界ではよく人間の意識をアップロードして肉体の縛りから解放される、「マインドアップロード」と呼ばれる技術が扱われる。実際、人間の意識とはけっきょく脳内の化学的な作用の結果生まれるものであるという立場に立つのであれば、その作用をデジタル上でも機械上でも再現できればそこに「わたし」が宿るはずである。 今はまだSFの中の話にすぎないが、現実でもBMI(ブレイン・マシン・インタフェース)技術や脳神経科学の進展もあり、徐々に現実味を増してきている──ときて、書『意識の脳科学』はまさにそうした「意識のアップロード」をテーマにした一冊だ。著者の渡辺正峰は神経科学を専門とする東京大学大学院工学系研究科の准教授で、研究だけでなく自身でも意識のアップロードを目指すスタートアップ「MinD in a Dev

    どうやったら連続性を維持したまま意識をアップロードできるのか?──『意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く』 - 基本読書
  • 「ガンダムはSFじゃない」は「デマ」なのか?(追記あり)

    SFとはこういうものだと定義すると、あのガンダムでもそこから外れ、SFではなくなる」ここ数日、ラノベにSFはないだのSFとスペオペは違うだのSFファンは性格が悪いだのといった話題がX(旧twitter)を騒がせている。 そのきっかけは、カクヨムで公開された一のエッセイなのだが、これ自体は読む価値ゼロなので、みなさんも実際に読んで価値の無さをしっかり噛み締めてほしい。 【おまけ4】なぜラノベからSFジャンルがほぼ消えたか - 若者のライトノベル離れ 約7年で市場半減のショック(らんた) - カクヨム ttps://kakuyomu.jp/works/16817330659071865553/episodes/16817330663869554252 さて、そんな流れの中で、日SF史の汚点ともいうべき一つの事件が蒸し返されることになった。 「ガンダムSF論争」である。 79年開始の第一作

    「ガンダムはSFじゃない」は「デマ」なのか?(追記あり)
  • 中国だけで2100万部、話題性と本物のおもしろさを兼ね揃えたバケモノ級の中国SF──『三体』 - 基本読書

    三体 (ハヤカワ文庫SF) 作者:劉 慈欣早川書房Amazon『三体』とは! 中国の作家劉慈欣によって書かれたSF三部作の第一部目にして、中国国内だけで三部作累計2100万部を刊行し、さらに日でも人気のケン・リュウによる翻訳によってアメリカ歴史あるヒューゴー賞を受賞した傑作である。ヒューゴー賞受賞の何が凄いかと言うと、翻訳書としてははじめてのの受賞になるのだ。 それぐらい作品の内容が圧倒していたともいえる。で、あまりSFとは縁のなさそうなオバマやザッカーバーグも絶賛していたりとか、アニメ化が決定したりとか話題は尽きないんだけれども、とにもかくにもこれだけは覚えて帰ってもらいたいのは、この『三体』は、話題先行の内容はまあおもしろいね、いうほどじゃないけど的な軟弱な態度で読み終わる作品ではなく、その肥大化しきっているともいえる話題性に劣らない、圧倒的なおもしろさのある、純粋におもしろいSF

    中国だけで2100万部、話題性と本物のおもしろさを兼ね揃えたバケモノ級の中国SF──『三体』 - 基本読書
  • SFをもっと楽しむための科学ノンフィクションはこれだ! - 基本読書

    記事名そのまま。SFが好きなのに科学ノンフィクションを読んでない人をみると「現代の最先端科学なんて、どれもほとんどSFでめちゃくちゃ面白いのにもったいない!」と思う。こんなことを考えたのも昨日、オービタルクラウドを最近出したばかりのSFジャンルをメインに執筆している藤井太洋さんのASCII.jp:ITとともに生まれた産業革命に匹敵する質的な方法論 (1/4)|遠藤諭の『デジタルの、これからを聞く』 こんなインタビュー記事を読んだからだ。 藤井さんはデビュー作であるGene Mapperを含め、現代で可能な科学技術の延長線上に起こりえる地続きの未来描写が特徴的で、「今・ここにある技術の凄さ」が感じられるところが毎回凄いんだよなあとこれを読んでいて思い返していた。またそこで使われているアイディアは現代でもそのまま使えるものが多いし。技術的には現実が既にSFなのだ。 透明マントだって現実化して

    SFをもっと楽しむための科学ノンフィクションはこれだ! - 基本読書
  • このハヤカワがスゴい!

    オススメをもちよって、まったり熱く語り合うスゴオフ、今度は「ハヤカワ」だ。 つまり、早川書房が肴だ。SF、NV、JA、HM、NF、FT、epi、演劇、もちろんハードカバーやミステリマガジンもOKだ。それではと、ハヤカワ・マイベストを選ぼうにも……これがすっごく難しい。「この新潮文庫がスゴい!」と同じで、素晴らしいがありすぎるのだ。 「ハヤカワといえばSFだろ常識的に考えて」、「ハヤカワといえばミステリの王、いや女王」という意見がある。全面的に賛成……なのだが、わたしの傾向では、NV(ノヴェル)やNF(ノンフィクション)を好んで読む。シリーズ丸ごと推したいのがハヤカワepi文庫。epiとは、"epicentre"の略で、「震源」のこと。海外小説の素晴らしさを伝える発信源たる思いが込められているという(こっそり「よりぬきハヤカワさん」と呼んでいる)。スゴが、傑作が、徹夜小説があまりに多

    このハヤカワがスゴい!
  • 海外SFを読んだことがない人に、海外SF入門としてお勧めしたい四冊: 不倒城

    コンセプト:海外SFはすげえ楽しいんだけど、職場の同僚に聞いてみるとどうも敷居が高いようなので、この俺が独断と純然たる自分の好みでお勧め入門用海外SF小説を挙げてみようと思った。 私の立ち位置:海外SF小説ファン。ただし若干なんちゃって分が入っており、ガチな人に比べれば遥かに読んでる量は少ないと思う。けどそれくらいの方が初心者向けという観点には合致している気もするからいいんじゃないだろうか? 基準:難易度が高そうな専門用語がべきべき出てくる作品は最初は避けた方が無難かもと思った。例えばいきなりヴァン・ヴォークトとかスタニスワフ・レムとか、若干ハードな気がする(勿論タイトルにもよるけど) ということで、以下は私がお勧めする四冊。 ・「エンダーのゲーム」著者:オースン・スコット・カード このをお勧めする理由は二つある。一つは、このの焦点は飽くまでエンダーやヴァレンタイン、バトルスクールの少

  • 発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] : Web東京創元社マガジン

    2009年06月05日01:41 by 東京創元社 発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] カテゴリSF 読者投票によるベスト20結果発表 東京創元社サイトで2009年3月5日より31日まで募集した「文庫創刊50周年企画 創元SF文庫を代表する1冊は何か?」アンケートへの全504件の回答を集計したものです。( )内は票数です。アンケートへの御協力、当に有り難うございました。 お添えいただいたコメントも抜粋して御紹介いたします。なお同一シリーズ作品の票は合算しました。 5月9日に八重洲ブックセンターで開催しました山弘さん×大森望さんの「創元SF文庫を語る」トークショーに御参加いただいた方々には一足さきに公表いたしました(この「ベスト20」の結果順位と得票数は、トークショーの採録と共に『ミステリーズ!』vol.35にも掲載しています

    発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] : Web東京創元社マガジン
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