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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (30)

  • イエスは白人でも黒人でもないはずだが・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    これは正直、意味がよく分からないのですが、 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93812.php(イエス・キリストは白人から黒人に戻る?) イギリスのカンタベリー大司教ジャスティン・ウェルビーは6月26日、英国国教会をはじめ世界中の宗教機関は、「白いキリスト」について「当然」再考すべきだと語った。 制度的な人種差別を終わらせろと抗議する行動が世界中で勢いを増す中、世界の165を超える国にまたがる数百万人もの信者の頂点に立つアングリカン・コミュニオンの大司教が、イエス・キリストを白人として描くことは人種差別的だと反対の声を上げたのだ。 いや、「白人」という言葉の意味も実は不明確ですが、古代パレスチナにユダヤ人として生まれ、アラム語を喋っていた若者が、ヨーロッパ半島の印欧語族ではないことは確かですが、サハラ砂漠以南に

    イエスは白人でも黒人でもないはずだが・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2020/06/30
    ゴーギャンとかいう19世紀にもう「黄色いキリスト」というポリコレ感溢れる作品を発表した先見の明がありすぎる偉人 https://www.musey.net/5387
  • バラモン左翼@トマ・ピケティ: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    21世紀の資で日でも売れっ子になったトマ・ピケティのひと月ほど前の論文のタイトルが「Brahmin Left vs Merchant Right」。「バラモン左翼対商人右翼」ということですが、この「バラモン左翼」というセリフがとても気に入りました。 http://piketty.pse.ens.fr/files/Piketty2018.pdf Brahmin Left vs Merchant Right:  Rising Inequality & the Changing Structure of Political Conflict (Evidence from France, Britain and the US, 1948-2017) 冒頭の要約によると: Using post-electoral surveys from France, Britain and the US,

    バラモン左翼@トマ・ピケティ: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2018/04/24
    有芝さんが21世紀左派パターナリズムにおける統治を「人権ウラマー」と呼ぶのと似た理屈だろうか
  • 反動的労働者階級? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて注目されていたオランダの下院選挙は、右翼の自由党は議席を伸ばしながらも第2党にとどまり、与党の自由民主党が議席を減らしながらも第1党に踏みとどまった、と報じられていてその通りなのですが、選挙結果を良く見ると、最大の敗者は38議席を一気に9議席に激減させた労働党であることが分かります。 https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/eu170316.pdf オランダ労働党といえば、労働組合出身のウィム・コックがむしろ福祉国家の見直し路線を進め、EUレベルではフレクシキュリティの唱道役を務めたことで記憶が鮮烈ですが、むしろ足下の労働者の支持を失い、その票が右翼に流れたという面があるようです。 例によって、ソーシャル・ヨーロッパ・マガジンには、「反動的労働者階級?」(Reactionary Working Class

    反動的労働者階級? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2017/03/17
    欧州でこの反動を収拾出来たとして、それを収拾した先には、逆説的ではあるが福祉国家というよりは自己責任化が進み、より悪化した治安が残されるような悪寒もする。
  • そんなに「近代」が嫌いなら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今朝の朝日の1面左側のでかい記事に、例の『日会議』の菅野完さんが噛み付いていますが、これは完全に同意。 http://www.asahi.com/articles/ASJDY5DR2JDYULZU005.html(経済成長は永遠なのか 「この200年、むしろ例外」) https://twitter.com/noiehoie/status/816430449266343936 しかし今日の朝日は酷いな。購読辞めたろかなと思うほど酷い。・・・「経済成長はえいえんなのか?」とかいう記事は酷すぎる。「朝日的なものが経済成長に懐疑的であること」の社会的罪悪を完全に理解してない。最低だよこれ。 https://twitter.com/noiehoie/status/816430986594422785 朝日の論説委員・原真人氏の記事らしいのだが、「経済成長してないとはいえない」として挙げられる事例が

    そんなに「近代」が嫌いなら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2017/01/05
    ブルジョワはこの場合「革命した側」なので、そこは「王侯貴族」くらいが妥当かとw>「ブルジョワの息子の手すさびみたいな議論であり、マリー・アントワネットもびっくり」
  • 低賃金カルテル異聞 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨年末からネット上で「低賃金カルテル」なる言葉が流行っていたようですが、あまり口を挟む必要もなさそうな議論が多いようなので静観しておりましたが、そういえばそういう概念って欧米でもあるのだろうかと思って検索してみたら、一昨年の英紙「ザ・ガーディアン」の記事にこういうのがありました。 https://www.theguardian.com/commentisfree/2015/sep/21/lidl-living-wage-low-pay-cartel-british-business-model (Will Lidl’s living wage smash the UK’s low-pay cartel?) 「リドルの生活賃金はイギリスの低賃金カルテルをたたき壊すか?」 「low-pay cartel」は文字通り「低賃金カルテル」ですね。リドルというスーパーマーケットが時給を8.2ポンド(ロ

    低賃金カルテル異聞 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2017/01/02
    昨今のアレとは離れた「リアルな」意味でのカルテル、のお話。
  • あまりにもアカデミックすぎた菊池桃子さん - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    マスコミは、内田樹氏みたいな学生を呪うしかできないようなのを偉い「学者」扱いする一方で、菊池桃子さんみたいな雇用問題に見識を持つ人はいつまで経っても「タレント」扱いしたがるという抜きがたい偏見がありますね。 確かに出発点は「パンツの穴」だったかも知れないけれど、戸板女子短大客員教授でキャリア権推進ネットワーク理事の彼女をタレント枠に入れるのは、内田樹氏を学者枠に入れるのと同じくらい違和感があります。 まあ、それはともかく、産経新聞にこんな記事が: http://www.sankei.com/life/news/151029/lif1510290029-n1.html(菊池桃子氏が名前に「ダメ出し」 1億総活躍国民会議初会合 「ソーシャル・インクルージョンと言い換えては?」 記者団とのやり取り詳報) 「はい。1億総活躍のその定義につきましては、ちょっとなかなかご理解いただいていない部分がある

    あまりにもアカデミックすぎた菊池桃子さん - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2015/10/30
    そいや、インクルージョンってダイバーシティとセットで語られることが多い用語だけど、考えてみたら政権における後者の施策たる「女性活躍」言い出した時には一億と違って誰もケチつけなかったの、ちょい面白いな。
  • 思想信条による採用拒否は最高裁がお墨付きを出している件について - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    どうもやはり、労働法の割と基的な常識が世間で共有されていないということが多いのですが、 https://twitter.com/go2_kota/status/626263169871147008 デモ参加で不採用って、内規がなんだろうが法律がアカンといってるでしょう。思想・信条の自由を犯してはならないってのは労基法とかの基中の基だったと思うけど…。 https://twitter.com/go2_kota/status/626263446808465408 「デモ参加なんて言語道断!労基法がなんだろうが、内規でアカンと決まっている!」って人はやっぱり安保法案と憲法の関係とかもまるで気にならない人なのかな? いや、どっちの方々も、まずは労働法の入門書に目を通してからつぶやいた方が・・・・。 有名な、いやホントに、労働法を勉強したと言っていてこの判決を知らなかったらモグリですが、三菱樹

    思想信条による採用拒否は最高裁がお墨付きを出している件について - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2015/07/30
    企業がどういう採用基準を採るかは規制しづらいので、求職者の思想信条の調査において個人情報保護をテコに縛りを設ける、みたいな落しどころになってる、というお話かな。
  • 長時間労働禁止の本音と建前@『生産性新聞』2月15日号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『生産性新聞』2月15日号に「長時間労働禁止の音と建前」を寄稿しました。 13日の建議の前に原稿を書いていたので、冒頭がちょびっとアウトオブデートな感じですが、中身はマスコミに横行する山のような論評よりも数倍深いはずです。 稿執筆時点ではまだ報告書がまとまるに至っていませんが、労政審労働条件分科会における労働時間法制の審議も大詰めを迎えています。論点は多岐にわたっていますが、私の関心からすると残業代とは切り離した物理的な労働時間の規制が盛り込まれるか否かが重要です。この問題について、かなり前の資料ですが「労働時間法制に関する各側委員からの主な意見」を見ると、労働側が時間外労働の上限規制やインターバル規制に積極的であるのに対して経営側は「上限規制やインターバル規制といった一律の規制は、現場に馴染まず、事業活動の停滞や雇用機会の喪失を招きかねない」と、極めて消極的な態度を取っているように見

    長時間労働禁止の本音と建前@『生産性新聞』2月15日号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2015/02/15
    労働側が「残業代を当て込む」現象、結局のところ専業主婦モデルでそれが最適だったみたいな要素が強かったのかなぁ。ともかく、労働時間上限の規制強化を阻害する慣行はどんどん外していって欲しいのだけど。
  • 何でもパワハラと言えばいいわけじゃない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    確かに、これまでの法体系ではなかなかどれにもぴたりと当てはまりそうもないある何かに「パワハラ」と名付けて、批判する根拠にしていくということそれ自体は、当然の戦略だと思うし、全然悪いとは思いませんが、それにしても、 http://withnews.jp/article/f0140828001qq000000000000000G0010401qq000010751A(たかの友梨氏がパワハラ?「あなた会社つぶすの」 録音データ公開) エステサロン大手「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する「不二ビューティ」(社・東京都)の女性従業員が加入するブラック企業対策ユニオンは28日、同社の高野友梨社長(66)から、組合活動をしていることを理由にパワーハラスメントを受けたとして、宮城県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てた。記者会見も開き、「パワハラ時の録音」とされる音声記録を公開した。 ・・・

    何でもパワハラと言えばいいわけじゃない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2014/08/29
    現代的な法体系って畢竟欧州文化の産物なので、それを地域コミュニティに落とし込む翻訳っぽい作為は欧州以外では必要なんかな、とか。完璧な近代化を為すには、レイシズム的な現行文化の破壊が求められるのかも。
  • 発端は貴様ぁ解雇 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ここ数日、マスコミの紙面画面を賑わせている徳洲会問題ですが、なんで検察がこの問題を嗅ぎ当てたのか、というと、発端はこういう事件だったようです。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-20e9.html(いわゆる一つの貴様ぁ解雇解雇の真の理由は、環太平洋経済連携協定(TPP)の反対集会に出なかったことだ――。徳之島徳洲会病院(鹿児島県)の元事務局長が不当に解雇されたと訴えた訴訟の判決で、東京地裁(西村康一郎裁判官)は5日、こんな指摘をした。そのうえで解雇を無効と認め、未払い賃金など計約850万円を支払うよう医療法人徳洲会(大阪市)に命じた。 徳洲会では、自民党衆院議員の徳田毅氏が昨年12月に国土交通兼復興政務官に就任(2月に辞任)するまで理事を務めていた。元事務局長は「毅氏が中心となって開いたTPPの反対集会に参加し

    発端は貴様ぁ解雇 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2013/11/13
    中選挙区の奄美群島区以来の伝統芸能が反TPP活動がきっかけで破綻するとか、如何にも「グローバル化したセカイ」らしくて味わい深いですね、というお話。
  • 労働組合の必要のないワタミの「労使一体」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日の東京新聞から、「過労社会 防げなかった死」というシリーズの一回目で、基的にはそっちの問題意識が中心なのですが、この部分は、やはり特筆する値打ちがあるでしょう。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052602000099.html(過労社会 防げなかった死<上> 急成長ワタミ「労使一体」) ワタミフードサービス(東京)に入社して二カ月で自殺した森美菜さん=当時(26)=の同僚だった元男性社員(26)は、入社時の社研修を忘れない。 同期の一人が会場で「労働組合はあるんですか」と尋ねると、人材開発部の社員が即座に答えた。「うちにそんなものはないし、必要ありません。問題が起これば迷わず相談してください」。会場がざわめいた。 四年たった今も、ワタミグループに労働組合はない。「創業者の渡辺美樹氏は社員を家族と言ってはば

    労働組合の必要のないワタミの「労使一体」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2013/06/02
    根本的にあの人の行動原理って、経営者ってよりは新興宗教的なモデルで説明出来るとは思う。その辺りは、より中小企業に近い感じとも言えるかもだけど。
  • まともな左派の悩み方 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    労働弁護士の水口洋介さんが、「夜明け前の独り言」で、 http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2013/01/post-2a4e.html(”アベノミクス”とP・クルーグマン「さっさと不況を終わらせろ」) 安倍晋三総理の経済政策は、デフレ不況脱却のための金融大幅緩和とインフレターゲット2パーセント、そして、国土強靭化と銘打った公共事業の拡大です。これってまさに、ケインズ政策であり、左派の経済政策ですよね。 ・・・アメリカ民主党左派の論客であり、ノーベル賞経済学者のP・クルーグマン氏の政策と安倍晋三総理の経済政策が一緒なんでね。 ・・・失業問題や不景気を克服するには、安倍内閣の経済政策の成功を願いたいところですが、右派政権の下での「憲法改正」と「国防軍」化は願い下げな私としては、悩ましいところです。 と、悩んでいます。 まともな左

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    mahal
    mahal 2013/01/07
    ところで、格差の拡大/縮小という観点から国家社会主義ドイツ労働者党の施策って、どう評価されるのでしょう?
  • 「権利行使には義務が伴う」ってのは社会党の主張だったんだが・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なにやら憲法の権利と義務が話題になっているらしいのですが、その配置状況が何とも奇怪至極に見えるのは、私の脳味噌の中身が半世紀以上昔の仕込みだからなんでしょうか・・・。 http://twitter.com/katayama_s/status/276893074691604481 国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基的考え方です。国があなたに何をしてくれるか、ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました! 権利行使には義務が伴うべし、というのは、終戦直後に、現日国憲法が国会で審議されたときに、野党の社会党の議員によって強く主張されたことなんですが。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_90fd.h

    「権利行使には義務が伴う」ってのは社会党の主張だったんだが・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2012/12/10
    「戦う民主主義」とか、そっち方向のお話かと早合点した。まぁ、意識の高い人ほど義務を要求するもんです。
  • 東京電力はどういう理由でブラック企業なのか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ブラック企業大賞2012」なる催しが進められているようですが、その「ノミネート企業10社とノミネート内容」というのを見て、正直大変違和感を感じました。 http://blackcorpaward.blogspot.jp/ この会社についてのこの記述です。 10.  東京電力 株式会社 2011年3月11日、東日大震災の後に発生した福島第一原発事故により、広範囲にわたる放射能汚染を引き起こした。その収束に向けての対応、また避難者・被害者への保障についても、2012年7月現在も不十分といわざるを得ず、日全体の社会、経済に多大な被害を与え続けている。また農地や海、川や山という自然環境そのものの放射能汚染は、今後数100年、数万年にも及ぶため、人類・自然環境への影響は計り知れない。 私が理解するところ、今日「ブラック企業」という問題意識は、もっぱらその使用者としての労働者との関係性における歪

    東京電力はどういう理由でブラック企業なのか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2012/07/13
    いじめてるヤツには幾ら私刑してもいい権利の主張とかに近いものかも知れぬな。
  • カチンの悲劇とクビの圧力 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    カチンの森の虐殺から70年後に、その慰霊蔡に出席するカチンスキ大統領がカチンの森で墜落死するという因縁話めいた事故については、既に様々な報道がされていますので、ブログはそれに関する記事から労働問題といえるかも知れない話を一つ紹介しておきます。例によって、ソースはEurActivです。 http://www.euractiv.com/en/central-europe/poland-stricken-second-katyn-tragedy-news-432484(Poland ‘stricken by second Katyn tragedy’) 出てくるビエレツキさんはポーランドのジャーナリスト。 >Pilot under pressure? パイロットはプレッシャーを受けていた? Bielecki said Polish citizens are now eager to know

    カチンの悲劇とクビの圧力 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2010/04/12
    2008年のアゼルバイジャンに対してカチンスキがどのような「強い思い」があったのかが、気になった。
  • 最低賃金引上げは最大の成長戦略@富士通総研 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    富士通総研の根津利三郎氏が、標題のようなコラムを書いています。その趣旨は、かつてドーア先生が主張されたこととよく似ています。 http://jp.fujitsu.com/group/fri/column/opinion/200912/2009-12-1.html その論理は、既によく論じられてきたような >おりしも日経済をデフレが襲っている。・・・・・・・賃金の長期的下落は需要の減少を通じてデフレを引き起こすことになった。したがって、このデフレ克服を新政権の経済政策の中心課題とするならば、賃金を傾向的に引き上げていくことを考えなくてはならない。・・・・・・・筆者は民主党がマニフェストに掲げた最低賃金の引き上げが1つの答えになると考えている。・・・・・・低所得者の限界消費性向は高いという経済学の常識が当てはまるとすれば、これは相当の需要拡大につながる。 ということに尽きるのですが、このコラ

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    mahal
    mahal 2009/12/06
    リフレ論者がセットで最低賃金引き上げを軌道に乗せるようなグランドデザインを描ければ、もうちょっと世論の耳目も「インフレはあり」に傾く気はする。
  • 不幸の平等化 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    狂童日報さんのブログで現代日の雰囲気についての大変的確な表現があったので引用。 http://d.hatena.ne.jp/qushanxin/20090923(不幸の平等化) >今の日の世論は「不幸の平等化」としかいいようのないものになっている。企業の劣悪な労働環境は批判されるようになってはいるが、その数倍規模の「それくらい社会人なんだから我慢すべきだ」という声が根強くある。そして職場では、三人集まれば人の悪口ばかりであり、みんなが後ろ指をさされないようにビクビクしているような有様である。こういう社会の風潮が、「既得権益の解体」とか「無駄の削減」といった、「不幸の平等化」を求めているだけの無内容のスローガンを政治の場面で跋扈させている。 こうした現実の中では、経済学者がいかに「経済成長」の必要性を訴え、福祉国家論者が「連帯」の重要性を訴えても、ほとんど嘘くさいものしか感じられない。な

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    mahal
    mahal 2009/09/30
    どうでもいいけど、今「メシウマ脳の恐怖」という題で新書書いたらバカ売れすると思う。出版社の方は是非、このビジネスチャンスを逸失しないように奮起されたし。
  • 大竹先生「企業の内部留保活用を」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今朝の毎日新聞が「どうする非正規雇用の大量解雇」というオピニオン特集を組んでいて、最近私と労務屋さんとの三つどもえ(?)をされた大竹文雄先生、かつて朝日で対談した関根秀一郎氏、日経団連の川裕康氏の3人が意見を述べています。 関根さんは「派遣切りの規制急げ」、川さんは「景気回復が雇用対策」、そして大竹先生はなんと「企業の内部留保活用を」です。 >不況という負の経済ショックを誰が負担するか、という問題に私たちは直面している。関連する利害関係者は、企業及び株主、正規労働者、非正規労働者の3者である。その中で非正規労働者が集中的に負担しているのだ。 >2002年以降の景気回復期には、企業収益が増加し続け、株価が高騰したにもかかわらず、労働者の賃金は上昇しなかったことを忘れてはならない。好況期に積み上げた内部留保を使って企業が雇用を維持するのが筋であろう。 この辺だけ見ると、連合の要求と見まが

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    mahal
    mahal 2008/12/28
    ノンワーキング・リッチからの再配分って、親子関係によって潜在的に実現してて、親の現況が結構格差を作ってるようにも見える。(この文脈だとニートは「再配分に与れる勝ち組」になってしまうが。
  • テレビ東京・ワールドビジネスサテライト - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今夜11時に放送される予定のテレビ東京・ワールドビジネスサテライトのトップニュース「世界に広がる若者の雇用危機」にちょびっと顔を出す予定です。 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/ だいたい下にあるようなことを1時間以上喋ったのですが、どうしてもテレビ局側は現在目前の危機に対してどう対応するかを聴きたがるし、こっちはそもそも日と欧州の雇用システムの違いから説き起こして、中長期的観点からの若者雇用対策、社会政策の在り方を語りたいわけで、相当にすれ違った感じではあります。 正直言えば、短期的な雇用創出策は、まさにマクロ経済的な財政政策の話なので、それは当然必要でしょうとはいえても、私が語らなければならない話ではない。 取材対応メモ: ・まず、日と欧州の基的な違いを認識する必要。欧州は1970年代の石油危機以来、一貫して若者が雇用失業問題の中心。日は長らく中高年が

    テレビ東京・ワールドビジネスサテライト - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2008/12/19
  • 新たな雇用対策 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日公表された「新たな雇用対策」が、官邸HPに掲載されています。 http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2008/1209koyou.pdf >世界金融危機は実体経済にも深刻な影響を及ぼしてきており、倒産件数が10月に5年5か月ぶりの水準を記録する中で有効求人倍率は9か月連続して低下し、雇用状況は悪化しつつある。 このような状況の中で、昨今、派遣労働者等の雇い止め・解雇、新卒者の内定取消など、さらに深刻な問題が生じており、今後、一層の雇用の悪化が懸念される。 このような雇用情勢に対応するため、麻生総理大臣の指示の下、与党において「新たな雇用対策に関する提言」(平成20年12月5日、与党新雇用対策に関するプロジェクトチーム)がとりまとめられた。 政府としても、同提言を踏まえつつ、離職者の住宅の確保も含め、年内に実施できる施策を早急に実施するとともに、

    新たな雇用対策 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    mahal
    mahal 2008/12/11