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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (169)

  • 一つの事例として - Apeman’s diary

    ここで主観的には議論を吹っかけているつもりの人について。higeta さんの所でのやり取りを先に見ていたのでまともな議論が成立しないことはわかっていたのだが、「日台戦争」という用語法にクレームをつける人々の基的な発想が露呈されているという意味では興味深い。 一連のコメントで彼がやろうとしていることとは、要するに「当時の日政府にとって“日台戦争”という呼称を用いる理由などない」ことを示すこと、にすぎない。「日台戦争」という用語を用いる人々(私自身は積極的に「日台戦争」という呼称の利用を推進しようとしているわけではないが)は別段「大日帝国政府は“日台戦争”という呼称を用いるべきだった」などということを主張しているのではないから、これでは議論になりようがない。現在を生きるわれわれが大日帝国のパースペクティヴを内面化しなければならない理由など、これっぽっちもないのだから。 彼がこの齟齬に気

    一つの事例として - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/11/14
    "「日台戦争」という呼称の背後にあるのは歴史を主権国家の論理で塗りつぶす発想への異議申し立て"
  • アパグループ第2回懸賞論文最優秀賞 - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    http://www.apa.co.jp/book_report2/index.html できたばかりで歴史のない賞というのは賞が受賞作にお墨付きを与えるというよりむしろ受賞作によって賞の値打ちが決まるものですが、アカポスを持っていて*1なおアパグループの懸賞に応募する人がいるというのは驚きです。まあ審査する側にも上智大学名誉教授とか拓殖大学大学院教授が並んでいるわけですが。 さてその第2回最優秀賞受賞作、タイトルの「天皇は当に主権者から象徴に転落したのか?」を目にしたときには「現憲法下でも天皇は主権者である」という主張が展開されているんだろうと期待しました。あるいは「明治憲法下においても天皇は主権者ではなかった」と主張しているのでは、と。それくらいでないと第1回受賞作のぶっ飛び具合に比肩できないじゃないですか。ところが、実際に読んでみると・・・・・・。 確かに、現在の憲法において天皇は

    アパグループ第2回懸賞論文最優秀賞 - Apes! Not Monkeys! はてな別館
  • 山本七平関連エントリ、まとめ - Apeman’s diary

    前回の「「七平メソッド」とは」に頂戴したブクマが50を越えたのを記念して、過去にあちこちで書いたエントリのうち主なものをリスト化。 ※ロッキード裁判関連 アメリカからみれば・・・ こもりんこと古森義久氏と七平センセに接点があったというのがメインで、七平センセのインチキについては簡単にしか書いていないが。とにかく渡部昇一とか小室直樹とか山七平のロッキード裁判批判論は(1)コーチャンらは田中側にまったく接触していないので、田中を有罪にするうえではコーチャンらの証言は二次的なものでしかない、(2)丸紅の大久保被告は公判でもほとんどの容疑事実を認めている、(3)「五億円を目撃したものはだれもいない」どころか、公判には日に5億円を持ち込んだ地下銀行の運び屋まで証人として出廷している・・・といった基的な事実を無視してるんですな。「事実であろうと、なかろうと」スピリットを発揮しまくってます。 ユダ

    山本七平関連エントリ、まとめ - Apeman’s diary
  • 罪責感をめぐって - Apeman’s diary

    どこから、どのような経緯で転載されているのかがはっきりしないため言及するのは差し控えようと思っていたのだが、映画『南京!南京!』が日公開されるらしいという情報が伝わってきたこと、また館で扱っているテーマとも密接に関わる事柄であるので、やはり無視せずに取り上げておくことにする。 薔薇、または陽だまりの 「私たちは加害の記憶にいかに向き合うのか 『南京 引き裂かれた記憶』と『沈黙を破る』/岡 真理」 今春、土井敏邦監督の 『沈黙を破る』 が公開されました。 パレスチナ占領の暴力を告発した、もとイスラエル将兵たちの ドキュメンタリーです。 占領軍の兵士として任務に携わるうちに、パレスチナ人をいたぶることが やがて快感となっていく、 知らず知らずのうちに、人間としてあるべき一線を越えてしまう・・・ そして、モンスターになる、 そのことに気づいた若者たちが、もういちど、人間になるために、 奪わ

    罪責感をめぐって - Apeman’s diary
  • 抜刀隊について - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090917/1253158517 明治10年の西南の役*1に際して、「警視庁抜刀隊」が組織され、多くの旧会津藩士及びその子弟が志願した。 実は西南戦争時の抜刀隊の件についてはいずれきちんと調べておきたいと思っていた。もちろん、「百人斬り」否定論とのからみで、である。薩摩側の斬り込みに農民・商人出身者が主体の官軍兵士が太刀打ちできず、そのため官軍も士族出身の警官から選抜して抜刀隊をつくって対抗した・・・というわけであるから、山「事実であろうと、なかろうと」七平センセがいくら七平メソッドを振り回そうが日刀が兵器としての一定の実用性を備えていたことはもうそれ以上論ずるまでもない事実であるわけだ。「百人斬り」報道ではM少尉が「俺の関孫六が刃こぼれしたのは一人を鉄兜もろともに唐竹割にしたからぢや」と語ったとされ、否定派は「そんな

    抜刀隊について - Apeman’s diary
  • 河村たかし発言、続報 - Apeman’s diary

    前回のエントリのコメント欄で pipisan さんが問題の発言の書き起こしを投稿して下さっています。動画はこちらから閲覧することができます。 発言そのものについてコメントする前に、まずは質問者としてこの答弁を引き出した東郷哲也市議(自民)について。2008年の5月に行なわれた日中首脳会談に際しては自身のブログで次のように書いています。 最近の日中関係をみると、ギョーザ問題やチベット問題で世論調査によると中国に対する風当たりが強い。私は、日中友好をライフワークに取組んできたのでこうした動きはとても残念である。 小泉元首相が、靖国参拝で中国との関係が冷え切っていたが、外交というものは対等で毅然とあるべきだが、相手の立場も互いに尊重してこそ友好が生まれる。 日中関係は、歴史文化を考えると日中国から多くのものを取り入れてきた。経済的にもアジアの一員としてパートナーとする必要があると思う。中国

    河村たかし発言、続報 - Apeman’s diary
  • 「七平メソッド」とは - Apes! Not Monkeys! はてな別館 [コメント欄]

    「七平メソッド」という言葉は伊達や酔狂で用いているのではなく、私としては文字通りに、デマゴガリーの手法の一類型として認識している。この点を改めて明らかにしておきたい。 『日人とユダヤ人』(角川文庫版)の「十二 しのびよる日人への迫害」と題した章において、山七平は歴史上のユダヤ人および華僑への迫害を例にとって、「ある社会的位置におかれ」たがゆえの迫害(=帝国支配の末端を少数民族が担っておりその帝国秩序が崩壊したあとに起こる迫害)を「迫害の類型的なパターン」であるとする。つづいて・・・ 以上述べたことが、迫害の類型的なパターンと共通的な原因であるが、もちろん、原因はこれだけではない。これ以外に、まさに動物的能に由来するともいうべき、非常に原始的な(ということは、理論や理屈では解明できない根元的な)原因がある。異民族の体臭というものは、ちょうど動物が他の動物の体臭に能的に牙をむき出すの

    「七平メソッド」とは - Apes! Not Monkeys! はてな別館 [コメント欄]
  • どんな顔で頼みに行ったのだろうか - Apeman’s diary

    朝日新聞(大阪社)夕刊の連載「ニッポン 人・脈・記」が昨日(15日)から「お殿様はいま」といういやらしい章にはいっているのだが、そこに次のようなエピソードが記されている。会津松平家の第13代当主、松平保定(もりさだ)氏(83)が職場を定年退職後、「人柄を見込まれ」て「靖国神社の宮司に」という打診があった。辞退したが重ねての要請。3ヶ月考えて最終的に断った。 「薩長がまつられ、賊軍とされた会津の戦死者がまつられていないのに、会津人としてお受けするわけにはまいりません」 ちなみにA級戦犯の合祀に踏み切った松平永芳宮司は越前松平家の末裔。一方の当事者の証言の断片的な引用を鵜呑みにするわけにはいかないけれども、もし当であればどのような意図で打診したのか、非常に興味深い。かつての「賊軍」を「英霊」として統合しようという野心的な目論見があったのか、それとも単に無神経だったのか・・・。 追記:記事が

    どんな顔で頼みに行ったのだろうか - Apeman’s diary
  • パル(パール)判事の選任過程に関する公文書、発見 - Apeman’s diary

    9月5日(土)の朝日新聞(大阪社)夕刊に「パル判事 誤って選任」と題する記事が掲載されている。 第2次世界大戦後、連合国が日戦争指導者を裁いた東京裁判(極東国際軍事裁判)の判事団で唯一、東條英機ら25人の全被告を無罪としたラダビノド・パル=写真=が、インド国内の間違った手続きで代表判事に選ばれていたことがわかった。開廷直前に植民地政府の高官が誤りを認めて謝罪し、選任担当者は左遷されていた。インド国立公文書館の文書に記録されていた。 (後略) 以上のようなリード文に続いて、「パルを東京裁判判事に任命する件」と題する文書に「パルは高裁裁判官でも元裁判官でもなく、他の弁護士と大差のない人間だ」という記述があり、パルを任命した戦争省には代表判事の選任権限はないと指摘されていたこと、裁判中に独立したインド政府がパルが「正式な政府代表」ではないことを確認し「意見書とは無関係との立場をとった」など

    パル(パール)判事の選任過程に関する公文書、発見 - Apeman’s diary
  • ソンミ虐殺のカリー元中尉が謝罪 - Apeman’s diary

    Dr-Seton さんのエントリなどですでにご存知の方も少なくないと思うが。 TOKYO Web(東京新聞) 2009年8月24日 「ソンミ村虐殺の米元中尉 41年の沈黙破り謝罪」(魚拓) 伝えられるところでは、カリー元中尉の発言は次の通り。 There is not a day that goes by that I do not feel remorse for what happened that day in My Lai,” William Calley told members of the Kiwanis Club of Greater Columbus today. His voice started to break when he added, “I feel remorse for the Vietnamese who were killed, for their f

    ソンミ虐殺のカリー元中尉が謝罪 - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/08/27
    "沖縄戦での「集団自決」に「軍命令」があったかなかったかに関する議論にも通じること"
  • 原爆投下に対する米国市民の認識 - Apeman’s diary

    昨日3日の朝日新聞(大阪社)朝刊に、米国市民の原爆に関する認識を伝える記事が二つ掲載されている。一つは「核なき世界へ」という連載の第3回、「オバマと被爆者」。見出しは「米、根強い「投下は正当」」。 「被爆者のスピーチが学校の信頼をおとしめた」 米モンタナ州・ボーズマン。世界遺産のイエローストーン国立公園の玄関口にあたる人口3万人の町で、地元紙にそのコラムが載ったのは昨年9月だった。筆者は60代の女性コラムニスト。批判の矛先は、カリフォルニア州在住の被爆者、笹森恵子(しげこ)さん(77)を招いて地元小学校が開いた特別授業に向けられていた。 コラムニストは笹森さんが旧日軍の真珠湾攻撃に言及しなかったことを指摘し、「もしトルーマン大統領の勇気(原爆投下)がなければ、何十万もの罪なき人たちが死んでいた」「核兵器を持たないことで平和を保てると主張する人たちの無知に危機感を覚える」と書いた。 学校

    原爆投下に対する米国市民の認識 - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/08/05
    "国境をこえた連帯が可能なのは、自国の過ちを直視しようとする者の側"
  • 外からつけられた紐ではなく - Apeman’s diary

    現実にドイツで行われていることは、排外思想、ヘイトスピーチへの弾圧以外の何者でもないでしょう。それは「当然弾圧されるべきものを弾圧してるだけ」というのがそちら側の主張なんでしょう? (http://d.hatena.ne.jp/furukatsu/20090701/1246470760#c1246750001) 昨年末の時もそうだったけれども(例えばこのエントリ)、私が問題にしたいのはまさにこういう態度。 「表現の自由」を支持する議論としてはまず「民主的な政治に不可欠」とするものがあるわけだが、それだけならば政治的な主張の自由が保障されれば足りる*1。より広範な表現の自由が擁護されるべき理由はなにか・・・? とというならばわれわれが行き着くのは「個人の尊厳」だ。多様な表現を行ないまた多様な表現を享受することが人間の尊厳にとって極めて重要であるからこそ、非政治的な表現も含めてその自由は尊重さ

    外からつけられた紐ではなく - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/07/13
    "疑う余地なく人間の尊厳を損なう表現をあえて法的に保護することがいったいどのように人間の尊厳を守ることにつながるのか、脂汗流しながら考える" 倫理。規制反対と両立すると思うんだけど、反発強いのはなぜ。
  • この面の皮の厚さはオゾンホールの穴埋めに利用できないだろうか - Apeman’s diary

    asahi.com 2009年7月10日 「核密約文書、外務省幹部が破棄指示 元政府高官ら証言」(魚拓1ページ目、2ページ目) 日米両国が、60年の日米安保条約改定時に、核兵器を搭載した米艦船の日への寄港や領海通過を日が容認することを秘密裏に合意した「核密約」をめぐり、01年ごろ、当時の外務省幹部が外務省内に保存されていた関連文書をすべて破棄するよう指示していたことが分かった。複数の元政府高官や元外務省幹部が匿名を条件に証言した。 01年4月に情報公開法が施行されるのを前に省内の文書保管のあり方を見直した際、「存在しないはずの文書」が将来発覚する事態を恐れたと見られる。 (中略) 元政府高官は、文書が破棄された判断について「遠い昔の文書であり、表向きないと言ってきたものを後生大事に持っている意味がどこにあるのか」と説明した。(後略) 記事中にもあるように米側で公文書が公開されており、当

    この面の皮の厚さはオゾンホールの穴埋めに利用できないだろうか - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/07/11
    "見事なまでの「逆転可能性感覚」"
  • 二重被爆の体験記、文庫化 - Apeman’s diary

    広島と長崎で二度被爆したという体験を持つ山口彊氏が07年に講談社から出した回想記『生かされている命』が、朝日文庫より『ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆』と題して刊行されたとのこと。7月7日の朝日新聞(大阪社)朝刊より。 これを伝える記事の隣に「被爆は終わらない」と題する、広島市の大規模健康意識調査の中間報告についての記事が掲載されている。ネットにあった読売新聞の記事によれば概要は次の通り。 (前略) 抑うつ傾向や心的外傷後ストレス障害(PTSD)症状の傾向は、直接被爆者が最も大きかった。国が指定する黒い雨の降雨地域以外で、少量の黒い雨を浴びたとされる人らにも、被爆者と同程度の影響がみられた。 また、被爆による直接体験以上に、病気への不安や、差別、偏見を感じた経験が精神面に強い影響を及ぼしていることもわかった。 (後略) (http://www.yomiuri.co.jp/national/n

    二重被爆の体験記、文庫化 - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/07/08
    "戦争被害を「死者の数」に還元しその死者数推定の「正確さ」に拘泥する態度"
  • 秩序の生態学モデル - Apeman’s diary

    内藤朝雄、『いじめの構造 なぜ人が怪物になるのか』、講談社現代新書 書で直接取り扱われているのは学校におけるいじめだが、著者自身「はじめに」で「いじめは、学校の生徒たちだけの問題ではない」とし「普遍的な現象としてのいじめに取り組む」(強調原文)と宣言しているので、私の関心*1に引き寄せてここでとりあげることも許されるだろう。 著者はまず「いじめの原因論」に関して多くの識者が互いに矛盾しあう主張をしていることに注目する。例えば「学校の過剰な管理」vs.「規範意識の希薄化」、「個が突出して強すぎる」vs.「個の脆弱化」、「学校や地域社会の共同性の解体」vs.「学校や地域の共同体的しめつけ」、「日の「文化」が崩壊したから」vs.「日の「文化」が残存しているから」、等々。 結論を先に言えば、こういう思考の混乱は、秩序を単数と考えることから生じる。秩序を、Aタイプの秩序、Bタイプの秩序、Cタイ

    秩序の生態学モデル - Apeman’s diary
  • 南京事件否定論者に「資料を見せて」も無駄な理由 - Apeman’s diary

    よく“南京事件が史実なら証拠になる資料を提示すればすむことじゃないか”と気軽に言って下さる方がいるわけですが、そういう人々は南京事件否定論者(あるいは一般に歴史修正主義者)がどんな人間であるかを知らないんですね。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://b.hatena.ne.jp/munyuu/20080902%23bookmark-9862394 での CrowClaw さんのブクマコメントに対してこんなエントリを書いた人がいます。 「ファシズムに精緻な定義なんて無いし、ナチスはファシズムでは無い」 ファシズムに精緻な定義なんて無いよ。 なぜって、1943年にスターリンが「ソビエト以外の社会主義をファシズムと呼び、おとしめてしまえ!」と出した命令からドイツの国家社会主義をファシズムと呼ぶようになっただけだから。 大戦中に始められたプロパガンダを、スターリン

    南京事件否定論者に「資料を見せて」も無駄な理由 - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/06/08
    たぶん否定論者がどんな人間であるかは「どうでもいい」ので、このエントリーみても響かないのではないか。そして「どうでもいい」割には史実に基づいた主張をする人にはあれこれ言うであろうことも想像に難くない。
  • 求む「為にする議論が目的の人につける薬」 - Apeman’s diary

    昨日の続きです。 こういうサイトを運営しているといろいろと「質問」をコメントされる方がおられるわけですが、そういう人が「新たに興味をもったばかりで、手がかりをもとめてたまたまここにたどり着いた」のか、それともあわよくば揚げ足でもとってやろうと目論んでやってきたのか、というのはだいたいわかるもんです。たまに微妙で「どっちなんだろ?」と首を傾げるケースがないではありませんが、まあ多くの場合誠実さないし不誠実さは書きっぷりに現われるものです。 で、後者であると判断できるような人が「犠牲者は何人くらいだと思いますか?」とか「あなたの考える南京事件とはどのようなものですか」などと質問してきてもまともに答える気になれないのはなぜか。これでも否定論の論法は一通り知っているつもりですから、揚げ足をとられることを真剣に気にしているわけではありません。その後の展開が目に見えているからバカらしくてやる気になれな

    求む「為にする議論が目的の人につける薬」 - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/06/01
    色々コメとか見てて思ったのは、疑いたがる人の錦の御旗に「中国の主張だから」「事実問題じゃなく政治問題」があって、こうなるともう、日本側に資料があることとか、整合性とかどうでもよくなってるっぽい。
  • いまさらながら・・・ - Apeman’s diary

    http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51470094.html http://b.hatena.ne.jp/entry/http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51470094.html 「自分は果たしてシベリア抑留についてどの程度のことを知っているか?」と自問してみれば*1、そんなに騒ぐようなはなしでないことはすぐにわかるじゃん。というのが第一印象だったんで大して気にもとめていなかったのですが、いろいろと反響を起こしているようです。 http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20090528/p1 http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20090530/p1 (関連して)http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20090529/1243606377 すっかり出

    いまさらながら・・・ - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/05/31
    註 "日本軍の公文書","高級将校の日記に記録されている捕虜殺害を積み上げるだけでも数万に達することを知っている人間にしてみれば","どうひっくり返っても「南京事件はなかった」などという事態になりはしない"
  • 展転社と東中野教授が慰謝料を支払った模様 - Apeman’s diary

    人民網日版 4月17日 「南京大虐殺の生存者・夏さん、日の右翼から慰謝料獲得」 南京大虐殺の生存者、夏淑琴さんは16日、日の右翼を名誉棄損で訴え、日の最高裁判所(最高裁)での勝訴が確定した後、日の弁護士団体を通じて455万7300円(人民元にして31万5000元)の損害賠償を受け取ったと報告した。 (後略) 400万円との差額約55万円は延滞利子でしょうが、バカにならない額ですね。 すでにご覧になった方も多いと思いますが、最高裁での敗北を受けて展転社のサイトに掲載された夏淑琴裁判を支援する会の声明は、否定派の裁判闘争の政治性(「裁判を通じてのわが国の名誉回復」)を公言し、右派議員との連携を誇示(「平沼赳夫会長、稲田朋美事務局長以下、多数の国会議員が出席し決意を表明」)して「反転攻勢」を誓っています。

    展転社と東中野教授が慰謝料を支払った模様 - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/05/18
    "否定派の裁判闘争の政治性(「裁判を通じてのわが国の名誉回復」)を公言","右派議員との連携を誇示(「平沼赳夫会長、稲田朋美事務局長以下、多数の国会議員が出席し決意を表明」)して「反転攻勢」を誓っています"
  • 南京事件と相対的剥奪 - Apeman’s diary

    南京攻略戦において歩兵第65連隊と山砲兵19連隊第3大隊を指揮した(山田支隊)歩兵第103旅団長山田栴二少将の日記(12月24日)に次のような記述がある。 一、予備兵のだらしなさ 1、敬礼せず 2、服装 指輪、首巻、脚絆に異様のものを巻く 3、武器被服の手入れ実施せず赤錆、泥まみれ 4、行軍 勝手に離れ民家に入る、背嚢を支那人に持たす、牛を曵く、車を出す、坐り寝る(叉銃などする者なし)、銃は天秤 5、不軍紀 放火、強姦、鳥獣を勝手に撃つ、掠奪 「兵の機敏なる、皆泥棒の寄集りとも評すべきか」「旅団司令部にてもぼやぼやし居れば何んでも無くなる、持って行かる、馬まで奪られたり」とあるので、“敵から奪う”の域を越えて軍紀が頽廃していたことがわかる。 研究者も予備役、後備役から召集された将兵が多かったことに注目している。 (・・・)とくに日中戦争の場合、動員された日軍は、多数の予備役兵、後備役兵を

    南京事件と相対的剥奪 - Apeman’s diary