世論調査によれば、7割以上の国民が、行政刷新会議による予算の事業仕分けを支持しているという。確かに、予算の作成過程が公開されて、こんなことに税金を使っていたのかと驚く事実が次々と明らかになるので、世論の支持が高いのは当然である。しかし、国民の支持が高いがゆえに、一方で批判もある。どういう権限と基準で事業を見直すのか分からない、一方的に質問をぶつけて相手に話をさせないのは不公平だ、1時間の議論で決めるのは乱暴だ、事業の目的について議論しないのはおかしい、所詮、財務省の下請けになっているなどの批判もある。