「大袈裟にいえば人生も変わりました。アメリカで身につけたプレゼン力が、その後、ぼくを何度も窮地から救ってくれることになります」 iPS細胞の開発で世界を驚かせ、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授はプレゼンについてこう語る。 山中教授がMITメディアラボの伊藤穣一教授とともにプレゼンの極意を語った話題書『「プレゼン」力』より、誰でも身につけられるポイントを明かしたパートを特別に公開します! 研究は半分。残り半分は「どう伝えるか」 アメリカに留学して、いろいろな人から言われた言葉の中で、特に印象に残っているものが、「研究者にとって、実験をしていい結果を出すというのは半分である」ということです。残り半分は何かというと、「その結果を、どうやって人に伝えるか」が重要なのだと。 論文として、もしくは口頭発表で、どうやって人に伝えるか。とりわけ、他の科学者だけじゃなく一般の人にどう伝えるのか。それが研究成
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