中国発の新興アパレルが世界の若者のニーズをつかんでいる。オンライン販売に限定して中国産の格安な衣料品を大量にそろえるのが特徴で、筆頭格である南京希音電子商務の「SHEIN(シーイン)」は10ドル(約1000円)前後の商品を毎日数千点投入する。急成長する各社は世界最大手の「ZARA」に挑む勢いだが、中国企業ならではのリスクも抱える。5ドルのミニスカート、8ドルのTシャツ、17ドルのブラウス――。
7割がファッションに「こだわり」 中国消費者の手本は香港と台湾? 中国を歩いていると、街行く人々の服装が実に多彩になったと思う。大都市を歩けば海外ブランドのアパレル広告が輝き、地方都市へ行ってもファッションは流行を追う若者のキーワードだ。様々な定点調査を通じて中国消費者の生活意識を探ってきたサーチナ総合研究所では、中国消費者のファッション意識を探る定点調査を年に1回実施している。調査は新秦商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ)を通じて06年12月7-11日に行われ、北京市、上海市、広東省を中心とする中国全土のモニター2000人から有効回答を得た。 若い世代中心に「こだわり」広がる 中国の一般消費者にファッション全般に対するこだわりを尋ねたところ、全体の7割以上がこだわっていると回答した。世代別では「10代」や「20代」、所得別では月収3000元以上で高い数値となっており、若い世代や
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