企業活動の一環としての社会貢献ではなく、サステイナビリティをビジネスのレゾン・デートル(存在理由)として成功している企業があります。例えばパタゴニア、ベン・アンド・ジェリーズ、メソッド、プラム・オーガニックス。 こういった企業に共通するものが、意外なことに、ペイパル・ギャングの筆頭であり、超投資家のピーター・ティール氏の持論にぴったりとあてはまるようなのです。ティール氏の、ウォール・ストリート・ジャーナルへの寄稿より抜粋です。 差別化できない競争に身をおくべきではない。独占企業であるグーグルを見てください。(彼らは自分たちのことを決して独占とは言わないけれど、サーチエンジン市場の68%のシェアを持っているのだし、”ググる”という動詞にもなっているのだから実質的な独占といえましょう) 彼らは誰とも競合する必要がない。だから、利益を社員のために使ったり、もっと大きな社会的意義のために使ったりす