前回 の続き. たぶんこれで本件に関する一応の最終回. APIは世界の境界線 異なる世界観の端境にあって,両者の言い分を理解して橋渡しをする. API の設計は,端的には橋渡しに尽きる. API の直交性など,細かく言うと設計上気をつけるべき点はある. しかし,それは,より美しく使いやすい API であるための付加価値である. 大事だけれども本質ではない. API の代表例として,OS が提供するものがある. システムコールとかサービスコールという名で呼ばれる. フリーダムなユーザランドと,好き勝手されては困るOSとの間の橋渡しをする. 一例として,リアルタイムカーネル TOPPERS/JSP のサービスコール関数の冒頭を引用する. 心配ない. RTOSのコードなんて読んだことが無いよ,という方でもざっくりと理解できれば十分. /* * メールボックスへの送信 */ #ifdef __sn