1 2 アメリカで1000万人を超える インディペンデント・コントラクターは日本に普及・定着するか? JAL問題の解決に当たり、政府は事業再生の専門家5人に特別タスクフォースの結成を依頼した。日本では、今回のタスクフォースのように、個人が各場面に応じて持つ名刺や肩書きを変えて仕事をする形は定着していないが、アメリカではプロジェクトベースでさまざまな会社の名刺を持って仕事をする働き方が広く定着している。それらはインディペンデント・コントラクター(Independent Contractor:IC)と呼ばれる人たちであるが、その数はアメリカでは1000万人を超えると言われている。 カメレオン名刺で企業内部の人間となる ICをあえて日本語に訳せば、独立業務請負人というニュアンスである。たとえば、人事のプロである個人が、ある企業の人事プログラム改善プロジェクトに1年間携わることとなり、その1