情報通信技術(ICT)の活用が進むデジタルトランスフォーメーション(DX)の時代において、現実空間(フィジカル)の情報が仮想空間(サイバー)と融合していく「サイバーフィジカルシステム(CPS)」の社会実装に向けた取り組みが国内外で進められています。スマートシティ・コミュニティ分野においても、現在、CPSを適用した研究開発・実証や標準化策定への取り組みが進められています。 デジタルテクノロジーの浸透とその活用分野の多様化が進展していくことで、社会システム全体を俯瞰した設計と相互運用性を意識したアプローチが必要となってきています。 このような全体を俯瞰した設計と相互運用性の確保のための手法として、リファレンスアーキテクチャを用いた各階層に要求されるデータ連携やガイドラインの整理、研究開発・実証、標準化を進めるべき領域を特定する手法が提唱されています。 このたび国立研究開発法人新エネルギー・産業