アントニオ猪木氏(右)と石原慎太郎氏 日本維新の会の橋下徹共同代表は7日、参院選比例区に同党から立候補するアントニオ猪木氏(70)おなじみの「闘魂ビンタ」について「そういうことを推奨しているような形はあってはならない。単なるショーでは終わらない」と述べ、公の場で「闘魂注入」は受けない考えを明らかにした。橋下氏が大阪市長として対策に取り組んだ大阪市立桜宮(さくらのみや)高校での体罰事件を考慮したとみられる。 猪木氏は平手で相手の顔をビンタする激励で知られる。6日に猪木氏と街頭演説をした際、橋下氏は握手はしたが「政治の場で(ビンタは)受けない」と述べ、7日には「選挙戦を控えて、これほど燃え上がるような状況はない」と、ビンタなしでも気合十分だとアピールした。 桜宮高では昨年末、バスケットボール部の男子生徒が、顧問の男性教諭(当時)から暴力を受けた翌日に自殺。それまで体罰容認ともとれる発言を