兵庫県宝塚市の女性の市長が6日、市内で行われる大相撲の春巡業で土俵の上であいさつしたいと日本相撲協会側に申し入れ、断られていたことがわかりました。市長は「女性という理由で断られるのは納得できない」と話しています。 中川市長によりますと宝塚市では去年も大相撲の巡業が行われ、その際は、土俵の下であいさつしていましたが、今回は「土俵の上であいさつしたい」と5日、主催者を通じて日本相撲協会側に申し入れたところ、「伝統に配慮してほしい」として断られたということです。これを受けて、6日の巡業では土俵の下であいさつするということです。 中川市長は京都府舞鶴市の市長が土俵上で倒れたニュースを見て、男性の市長は土俵に上がっていることを知ったということです。 NHKの取材に対し、中川市長は「同じ市長なのに、女性という理由で断られるのは納得できない。そろそろこの問題を議論すべき時期に来ているのではないか」と話し