“カクカク映像”のストレスを減らす――H.264/SVC採用の会議システムとは?:目的別に使いこなす「遠隔会議システム」、導入と活用ポイント(2/2 ページ) 「それなり」か「高精細」か――送る相手に合わせて映像を判断 映像の最適化について詳しく見ていこう。 例えばWeb会議では、送信する側が、受信する側のPC環境に合わせて、送信データ量を自分で調整する必要がある。受信先のPC環境によっては大量の映像データを処理できない場合があるからだ。 また、テレビ会議システムでは、多地点から送信された各映像を、Web会議システムのように各々の映像として処理するのでなく、MCUが自動的に1つの映像に統合する。そしてデータ量を抑えた映像を受信側に送るのだ。ただ、この場合はMCUの処理が遅れると映像が遅延してしまう。 送る映像データは、送信先の中で最も低スペックのPCに自動的に合わせる。その結果、高スペック