「ちきりんの“社会派”で行こう!」とは? はてなダイアリーの片隅でさまざまな話題をちょっと違った視点から扱う匿名ブロガー“ちきりん”さん。政治や経済から、社会、芸能まで鋭い分析眼で読み解く“ちきりんワールド”をご堪能ください。 ※本記事は、「Chikirinの日記」において、2005年4月24日に掲載されたエントリーを再構成したコラムです。 今までは“稼ぎ手”として重要な層、すなわち妻子を養い、住宅ローンを抱え、親を介護している中高年の失業問題の方が大事であり、“まず最初に対策を打つべき”と認識されていた。しかし、団塊世代の定年も視野に入り、中高年労働者の減少も見えてきたためか、マスコミも政府も、最近は若年失業者に焦点を当て始めていると思います。 そもそも欧州などで失業問題といえば若年者の失業のことを指します。労組が強いからなのでしょう。「首を切るときは若い人から、もしくは勤務年数の短い人