町長の給料「ゼロ」に…福島・双葉町議会が条例提出 2008年12月16日(火)18:55 福島県双葉町の井戸川克隆町長(62)は16日開会した町議会に、町長の給料を来年1月から3か月間、実質ゼロとする条例案を提出した。総務省自治行政局は「全国的にも異例なケース」としている。 町によると、町長の給料は財政難のため、当選直後の2006年1月から50%カットの月額38万3000円となっている。条例案では月額5万6000円と、さらに減額。健康保険料や所得税などを差し引くと、手取り額は、ほとんどないという。 厳しい財政状況が続く同町では、09年度には自治体自身で改善を図る「早期健全化団体」になることは避けられない見通しで、井戸川町長は、「少しでも改善するために必要に迫られ、取りあえず、今年度内の分を提案した」と話している。来年度以降の給料額については未定という。 井戸川克隆(双葉町長) (政治家情報