千葉県は29日、房総半島でサイクリングを楽しめる6ルートのモデルコースを発表した。トイレや食事、水分補給のできるサイクルステーションも整備し、12月1日から自転車の修理用工具を無料で貸し出す。 県によると、コースは距離や難易度に応じて、上級、中級、初心者用がそれぞれ2ルート。最長は南房総の丘陵地帯から海岸線を走る約105キロで、約7時間かかる。 初心者用の55キロコースを週末や祝日に利用する場合は、千葉県市原市などを走る小湊鉄道のサイクルトレインを利用して自転車を運ぶこともできる。ステーションは道の駅や観光案内所など21カ所に併設する。 県観光課は「愛好者にPRして千葉をサイクリングの名所にしたい」と意気込んでいる。