断易入門 1.はじめに 断易って、どんな占い? 断易は、卜に属します。一般に易というと、周易のことがすぐに思い浮かびます。 断易は同じ易でも、むしろ易卦の形を利用した干支術とでも呼ぶべきもので判断原則が多 くあるものの、覚えてしまえば、非常に明快な占術です。 2.占いの基本知識 a.五行(ごぎょう) 古代中国では宇宙は5の元素から構成されていると考えられていました。 これが、東洋占術の考え方の中心となる木・火・土・金・水の五行です。 この五行に関し、占術を学ぶ為に知っておくべき知識は次の相生と相剋の2つです。 相生… 木は火を生じる。火は土を生じる。土は金を生じる。金は水を生じる。水は木を 生じる。 相剋… 木は土を剋する。火は金を剋する。土は水を剋する。金は木を剋する。水は火を 剋する。 b.十干と十二支 十干は、もともと日を数える為の符号であり、1ヶ月を上旬、中旬、下旬に分けたそれぞ
断易 一般に書店などに並んでいる易の本は、その大半が「周易」を扱ったものである。街角で筮竹で占ってる易者も、ほとんどが周易だ。 ここで紹介する断易は、この周易とは、だいぶ異なった占いである。 日本においては周易の方が遥かに盛んだ。理由としては、やはり江戸時代の公用思想であった朱子学が、周易を重視していたことが一番の原因であろう。しかし、台湾などでは、逆に断易のほうが盛んであると言う。 断易は、別名「五行易」とも呼ばれる。後で詳述するように五行の強弱によって占うからだ。他にも「漢易」とか「鬼谷易」とか「納甲易」とか「三文易」と呼ばれることもある。 この占いは、春秋戦国時代に鬼谷子なる道士によって始められた、とされている。 断易において、重要な書物はいくつもあるが、特に重要視されているのが王維徳という人の書いた「ト筮正宗」であり、この中の「黄金策総断千金武」が断易の根本理論を説いていると言われ
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