生活 アイヌ民族 生活保護、道平均の2倍超 暮らし「苦しい」36% 北大など調査 (05/29 01:01、05/29 07:48 更新) 北大アイヌ・先住民研究センターが実施した「アイヌ民族生活実態調査」の結果が28日、分かった。アイヌ民族の世帯の生活保護率は道平均の2倍以上である一方、大学進学率は30歳未満の若い世代でも全国平均の半分以下となっている。調査結果は、29日に首相官邸で開かれる政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」で報告される。 調査は道アイヌ協会の協力を得て2008年10月にアイヌ3437世帯を対象に実施。2903世帯、約5700人から回答を得た。世帯回収率は84・5%。 結果によると、大学進学率は30歳未満で全国平均の42・2%に対しアイヌ民族は20・2%。40-50歳は25・4%に対し4・3%となっている。