いやあ、なんというか、もはや陰謀論というのは世界の謎を都合のいいように説明するツールから一皮剥けて、ギャグの域にまで到達しているんですね。その種の陰謀論には一片の真実は潜んでいそうではありますが、あいまいな状況証拠をもって陰謀の理論を打ち立てるというのは科学の世界では単なる仮説でしかなく、仮説というのは客観的エビデンスを持ってのみ科学になりうるわけです(もちろん、仮説そのものの科学的思考から見た妥当性というのは常に問われるべきだし、そのことにより科学的な仮説というものはあるわけですが)。 以前から「心に青雲」をウォッチしていた私としては、「無名なころから応援していた野球選手がタイトルを獲得した」とか、「新人のころから注目していた漫画家がヒット作を書いた」とか、そんな気分。実はまったく無名だったというわけではなく、「コレクターの狂気」というエントリーで80ブクマぐらい集めた。 2008-10