マクロビオティック:やせ その1
やせの医学的見解 小澤博樹（こざわ・ひろき） 1949年、愛知県碧南市生まれ。医師。 食養家桜沢如一氏の提唱した玄米菜食による食養生に共感し、日常診療に応用している。 著書に『食養生』（総合ユニコム社）、『医者ができること、してはいけないこと』『ハナビラタケの可能性』『健康になる家、癒す家』（三五館）など多数。 陰性のやせも陽性のやせも食養による陰陽の調和を図る 異常なやせをおこす病気 摂取した熱量が消費される熱量に比べ相対的に、あるいは絶対的に少ない場合、体重減少をおこす。つまり、摂取熱量の減少（摂取熱量を利用する能力がない場合も含める）か、消費熱量の増加が原因となる。 現代医学では、やせや肥満を判定する基準として次のような計算式が用いられる。（現在の体重−標準体重）÷標準体重×100（%）によって判定される。この計算式の結果、-10%以下をやせ、+-10%以内を正常、+10〜30%未満
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