前原誠司国土交通相は14日、福岡県の麻生渡知事と会談し、福岡空港の滑走路の増設を進める考えを示した。麻生氏が会談後の記者会見で明らかにした。 県と福岡市は今年4月、同空港の過密化対策として、現在1本の滑走路を2本に増やすよう同省に申し入れている。9月に誕生した鳩山政権が公共事業の大幅な見直しに着手しているため、県と市は事業の行く末を懸念していたが、この日前原氏から「お墨付き」を得たことになる。 麻生氏によると、前原氏は、福岡空港については那覇空港とともに「能力をアップしなければいけないことはよくわかっている」との認識を示し、「今までの方向で進めていこう」と述べたという。麻生氏は記者団に「具体的にいうと、滑走路の増設で、非常にはっきりした方針だった」と説明。新滑走路の実現に期待感を示した。 一方、前原氏の発言を伝え聞いた福岡市の吉田宏市長も歓迎。「国交相の理解が得られたのであれば大変喜