かわむら・さゆり/1988年京都大学法学部卒。2019年から現職。同年から 財政制度等審議会財政制度分科会委員を務める。参院予算委員会中央公聴会公述人(2019年3月)、財政・金融政策関連の著作・論文など多数。 中央銀行の危険な賭け~前代未聞の金融政策は何をもたらすのか 日銀はすでに8年近くにわたり、異次元緩和を続け、国債やETFを大量に買い入れ、マイナス金利まで導入している。欧米の主要中央銀行も、リーマン・ショック以降、金融政策運営の大幅な変更を余儀なくされてきた。彼らの政策運営は日銀と同じなのか、違うのか。違うとすればどこがどう違うのか。現下のコロナ禍に至る各中銀の政策運営を振り返りつつ、わが国を含む各国経済に、どのような影響やリスクを及ぼすのかを改めて考察する。 バックナンバー一覧 日銀に遅れること約10年、米連邦準備制度(Fed)は「ゼロ金利制約」に、2008年のリーマン・ショック
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