ナマズ(鯰、鮎、魸、鮀、学名 Silurus asotus)は、ナマズ目ナマズ科に属する硬骨魚類の1種。 日本・中国・朝鮮半島・台湾など、東アジアの河川や湖沼に生息する肉食性の淡水魚である。 別名としてマナマズ、琵琶湖周辺地域での地方名としてヘコキとも呼ばれる[3]。2005年に特定外来生物に指定されたアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)と区別して、ニホンナマズと呼ばれることもある。以降本種を「マナマズ」と表記する。 概要[編集] ナマズ(歌川国芳) マナマズ(S. asotus)は日本に分布する4種のナマズ属種の1種である。他の3種のうち、ビワコオオナマズとイワトコナマズが琵琶湖と関連水系のみに生息、タニガワナマズ[注 1]が愛知県、長野県、岐阜県、静岡県の川において確認されている日本固有種であるのに対し、マナマズの分布は東アジア広域にわたり、日本においても現代では沖縄などの離島