真夜中でも、こうこうとした電灯の光が窓から漏れる――。エリート官僚たちの長時間労働から「不夜城」とも呼ばれる東京・霞が関。ワークライフバランスを唱える旗振り役は、先導役にもなれるのだろうか。「答弁作成、深夜3時まで」はざら総務省が入る中央合同庁舎第2号館。臨時国会中の昨年11月のある日、午後9時すぎに庁内アナウンスが響いた。「すでに指示した部局を除き、待機を解除します」放送を聞いた若手職
合理的な思考のドイツで「18時以降は全国民残業禁止」という驚きの法案が国会を通過しようとしている。羨ましい限りであるが、ドイツは人口8,000万人、GDPも日本に次ぐ世界4位の超大国である。真面目な気質や職人が尊ばれる文化など日本とドイツには似た側面もあるため、彼らの働き方から学べるものは多い。 超効率国家ドイツ 18時以降残業禁止へ ドイツ連邦の労働大臣アンドレア・ナーレス氏が、午後6時以降に仕事をすることを禁止する法案改正を2016年までに進めることを示唆したことが伝えられ話題となっている。※1 長時間労働が人の心に及ぼす影響についての研究を根拠としており、法案が通過すれば、勤務時間外は仕事に関するメールを見るのも一切禁止となる。 日本人にとって、国家がこのような法改正を試みること自体驚きであり、羨ましい限りだ。実際に日本人が年間2,071時間勤務するのに対して、ドイツ人は日本人の70
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