「Sensu」は、Sensu,Inc.(※)が開発している、「Ruby」製のオープンソース監視プラットフォームです。「Nagios(ナギオス)」の問題点を解決する目的で、2011年にSean Porter氏らを中心に開発が開始されました。 「Sensu(扇子)」という名前は、竹を活用する日本文化と、単機能をうまく組み合わせるUNIX哲学から影響を受けたそうです。ちなみに、現在の最新バージョンは「v0.27.0」で、現在も活発に開発が進められています。 Sensuの設計思想 そもそも、Sensuが誕生するきっかけとなったNagiosの問題点とは何でしょうか。Nagiosは、監視サーバが監視対象となるクライアントの情報を持っている必要があります。新たなクライアントを監視するには、設定ファイルに追記し、サービスをリロードする必要があるため、クラウドのように頻繁にシステム構成が変更されるような環境