「伝統的な城郭石垣」地震時安定性を実物大模型実験で検証 ハザマと関西大 2008年11月19日 サイエンス・テクノロジー社会 コメント: トラックバック (0) 田中 武臣/Infostand ハザマと関西大学は11月18日、日本の伝統的な城郭石垣の地震時の安定性を検証する実物大模型実験を行ったと発表した。大型振動台の上に実際に石垣を構築して振動を加え、これまで考えられていたより優れた耐震性を備えていることを確認したという。 関西大環境都市工学部地盤防災工学研究室の西形准教授との共同研究で、城郭石垣の安定性原理を解明し、修復に役立てるのが目的。伝統石垣はモルタルなどを使わない「空石積み」で、現代の土木技術では地震時の安定性に問題があるとされている一方、大きな地震を経ながら築造後400年間も安定性を保っているものも多い。 実験は小型の模型実験では再現できない挙動を、ほぼ実物大の石垣で検証。同