テクノロジは手段に過ぎない。それをどう使えば社会的な価値を引き出せるのか、使う「目的」を考えることも大切だ。 「経営理念や経営基本方針というと、なんだか改まったもののように感じますが、どんな事業でも」「 “想い”は必ず何かあるはずです。それらが浮き彫りになった商品や製品、サービスは何か、そしてそれらがマーケットに対してどんな価値を提供するのか。そのことによって業界や社会の中で、どのような存在になりたいのか」。「自分の中で想っているだけでなく、公的な第三者の評価にさらすことで、社員やお客さま、取引先などのみんなが共感できるような想いを掲げることができる」――。 本書「奇跡の美容室」は、かつて「カリスマ美容師ブーム」をリードしていた美的感覚集団 美髪堂株式会社 代表取締役社長の鈴木勝裕氏が、企業を発展させるためのポイントを説いた作品である。中小企業庁が用意している経営支援制度「中小企業新事業活