北海道警苫小牧署は、インターネットのオンラインゲームに他人のパスワードなどを使って不正アクセスしたとして、不正アクセス禁止法違反容疑などで大阪市の男子高校生(17)や神奈川県の無職の女(16)ら男女3人を書類送検した。アクセス後、ゲーム上のアイテムをネットオークションで勝手に販売していた。 調べに、男子高校生は「遊ぶ金が欲しかった」と供述。高校生の預金口座にはオークションの売り上げとみられる約100万円が入金されていた。男子高校生らは7月、苫小牧市の女性会社員(23)ら2人からIDなどを盗み出し、不正にアクセスした疑い。 チャットで知り合った2人に「ネット上の妨害行為を防御するソフトがある」と説明し、キーボードの操作情報を記録して外部に送信するソフト「キーロガー」をインストールさせ、不正にIDなどを入手していたという。