2011年6月8日から10日まで幕張メッセで開催されていたICT分野の総合展示会「Interop Tokyo 2011」の情報通信研究機構(NICT)ブースでは、WinnyやShare、BitTorrentなどのP2Pファイル共有ソフトにおけるファイルの拡散状況を地図上にマッピングできる可視化システムを展示し(写真1)、来場者の注目を集めていた。 「Blink:広域アプリケーションレイヤ情報漏洩トレースシステム」(以下、Blink)と名付けられた同システムは、NICTのネットワークセキュリティ研究所/セキュリティアーキテクチャ研究室の主任研究員である安藤類央博士(工学)らが研究中のシステムである。 同システムではまず、専用ソフトを使ってWinnyやShare、BitTorrentなどのP2Pファイル共有ネットワーク上を定期的にクロールして、やりとりされているファイルの情報(キー)などを大量
![[Interop 2011]NICTがP2P経由の情報漏洩状況を可視化するシステムを展示](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)