京都府舞鶴市は、旧海軍の洋食文化を全国に発信しようと、旧海軍が調理員育成のため編さんした「海軍割烹術参考書」など3冊の料理教科書をウェブ上で初めて公開している。計約450のレシピが掲載されており、市担当者は「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、なかなか外に出られない状況の今、ぜひ家庭で試してもらえたら」と呼び掛けている。 3冊は、いずれも同市の海上自衛隊第4術科学校所蔵で、1908年発行の「海軍割烹術参考書」、18年の「海軍四等主計兵厨業教科書」、38年の「海軍厨業管理教科書」。 割烹術参考書には、カレーやチキンライス、プリン、厨業教科書には、英海軍が船員の「壊血病」予防のために製造したレモネード、管理教科書には、肉じゃがのルーツとされる「甘煮」などの調理法が掲載されている。 割烹術参考書は、現代語訳した復刻版が発行、販売されているが、残り2冊の公開は初めて。市観光振興課は、「近代化の歴