愛されて11年、「色々な形があっていい」 涅槃像は黄金の薬師如来：朝日新聞デジタル

天井のステンドグラスから降り注ぐ柔らかな日差しを浴びているのは、黄金色に輝く巨大な涅槃（ねはん）像。愛知県岡崎市の一畑山（いちはたさん）薬師寺の納骨堂「瑠璃光殿」の中央にご本尊の薬師如来がまつられている。銅製で「やくし」の語呂合わせで全長は8・94メートル。像と台座は約3万枚の金箔（きんぱく）で覆われている。涅槃像といえばお釈迦様だが、大峠（おおごえ）謙信副住職（47）の「仏像には色々な形があってもいい」との思いで「世界で類をみない」薬師如来の涅槃像が11年前に完成した。訪れる多くの参拝者に愛され、触ることができるサイズ約1・25メートルの足裏の一部は金箔がはがれ落ちていた。（溝脇正）

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岡崎の一畑山薬師寺。「ご本尊の薬師如来…銅製で『やくし』の語呂合わせで全長は8.94メートル」https://ichihatasan.or.jp/