宇宙に「あうんの呼吸」ない 極限で磨いたリーダー力JAXA理事・宇宙飛行士の若田光一氏(上)2018 / 8 / 23 宇宙飛行士の若田光一さん(55)は日本人最多となる4度の宇宙飛行を経験。2014年には、米国やロシアなどの宇宙飛行士が滞在する国際宇宙ステーション(ISS)の船長も日本人で初めて務めた。18年4月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の理事にも就任。命の危険すら伴う極限の状況で磨かれたリーダーシップとは。(次回の記事は「宇宙を舞台にトップ営業 培った人脈で新たな『任務』」) リーダーシップは状況に応じて使い分ける――国際宇宙ステーションの船長はどのようにして選ばれるのでしょうか。 「宇宙ステーションのチームは、各国の宇宙飛行士6人からなります。船長は飛行士全員のベクトルを一方向にまとめ、実験などの成果を最大にする役目が求められます。私の場合、リーダーを任される過程をいくつも経