退職金の減額時期を検討していた京都市は、職員の「駆け込み」退職による混乱を避けるため、3月からの減額を見送り、4月1日からとする方針を決めた。2月議会に条例改正案を提出する。ただし教職員は、府教委の基準に準じるため3月から減額する。 国家公務員の退職金が今年1月から段階的に引き下げられることになり、同様の引き下げを実施するよう国から要請されていた。しかし京都市は、先行実施した一部の自治体で早期退職者が続出したことを重視し、引き下げ時期を新年度の4月からとした。 市によると、3月末で定年退職する職員は約170人。昨年度の職員の退職金は平均約2350万円だった。改正案の主任級モデルケースでは、4月から約135万円減額し、その後も段階的に減らす。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は
連載2回目に登場する賢者はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション」の生みの親で、現在は自ら設立したサイバーアイ・エンタテインメントで次世代技術の開発に取り組む久夛良木健氏。クラウドコンピューティングが加速することで、ネット社会の主役はスマートフォンやタブレット端末ではなくなっていくと予言した。不振を極めている日本の家電メーカーが復活するカギも、そこにある。 プレイステーションの開発において、インターネットはどのように意識されていたのでしょうか。 SCEが初代のプレイステーションを発売したのが1994年。プロジェクトの段階から数えるともう20年以上が経ちますが、私はプレステの開発を始めた当初から、どこかの時点でプレステをインターネットに“溶かしたい”という思いを持っていました。 プレステをネットに“溶かす”というのは、ゲームソフトの情報をクライア
医師不足が深刻化しているドイツで、年明け早々、病院勤務の精神科医による医療ミスが発覚した。ドクター・フランケンシュタインと呼ばれるこの精神科医は、医師派遣サービスを介して活動していたオランダ人のエルンスト・ヤンセン医師(67歳)。 世間を震撼させたのは、医療ミスを犯した同医師がオランダで重大な誤診を繰り返し、医事紛争の真っ只中にいる事実をドイツ医療関係者が全く把握していなかったことだ。 欧州連合加盟27国内で自由に移動し就業が可能になったことが災いした今回の事件に、医師も患者も大きなショックを受けている。 誤診、不要な手術、被介護者になった被害者や自殺した患者も・・・ まず、ドクター・フランケンシュタインことヤンセン医師の過去を辿ってみた。医学専門家ではないので、医療ミスについては詳しく紹介できないが、おおよそは以下の通りだ。 1998年から2003年、ヤンセン医師は、オランダ東部のオーフ
INFOBARと言えば、外側のデザインに注目が集まりがちだが、「INFOBAR A02」はUIもデザインの一部になるよう作り込まれている。バージョンアップした「iida UI 2.0」は何が新しいのか。詳しく見ていこう。 KDDIが「INFOBAR A02」で目指したのは、従来の「あんこ/もなか」のようにソフトとハードを別々にデザインするのではなく、ハードとソフトを一体とした「ようかん」――。デザインを手がけた深澤直人氏はそう表現する。INFOBAR A02ではこれまでのINFOBARにあったタイルキーがなくなり、正面から見た印象は一般的なスマートフォンと大差ない。だが、INFOBAR A02を実際に手に取り、新しいUI(ユーザーインタフェース)に触れると、ほかのスマートフォンとは明らかに違うと感じられる。ソフトウェア編では、進化したINFOBAR A02の「iida UI 2.0」を中心
「予定していた通期営業利益目標の5000億円は確実に上回る見通し。3M戦略がモバイルと固定の競争力強化を促進している」――。第3四半期に増収増益に転じたKDDIの田中社長は、今後の利益拡大に自信を見せ、通期目標を上方修正した。 「予定していた通期営業利益目標の5000億円は確実に上回る見通し。3M戦略がモバイルと固定の競争力強化を促進している。しっかり結果が出ている」――。KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏は、増収増益を達成した第3四半期の業績を、こう振り返った。 KDDIの第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比2.5%増の2兆7106億円、営業利益が前年同期比3%増の3956億円で増収増益となり、売上高は過去最高を記録。10月~12月の連結営業利益も、前年同期比40%増の1643億円に達するなど、大幅な伸びをみせた。 3M戦略が奏功し、利益拡大フェーズへ 好調な業績を支えるのは、固
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