昨年9月にソフトバンクモバイルとKDDIが高速通信サービスLTEを開始したのを皮切りに、既にサービスを開始していたNTTドコモも含めた3社による“LTE エリア構築競争”が激化している。 3社とも数年の間に人口カバー率が90%以上になるまで整備すると宣言しており、大都市圏はもちろん地方都市にもエリア整備を広げている状態だ。 しかし、私たちがスマートフォンやタブレット端末を利用していると、通信各社が発表しているカバーエリアの状況と実際に体感できる繋がりやすさに“差”があることがわかる。カバーエリアの中にいる状態で、「繋がるはずなのに繋がらない」「繋がっているが満足なスピードではない」と感じる読者も多いのではないだろうか。通信会社は1か所でも基地局の設置があれば広域でカバーエリアと表明することもあるが、重要なのはユーザー自身がその快適さを実感できることなのだ。 “地下鉄でスマートフォン”利用