車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。技術面の解決に取り組むだけではなく、AUTOSARを扱う際に陥りがちな思考から解き放たれることで、AUTOSARともっとうまく付き合っていくことができるかもしれない。 はじめに 前回は、AUTOSARの最新動向についてご紹介いたしました。 そして、その終わりで、「AUTOSARを使いこなす」ということに関する、3つの問いかけをさせていただきました。 問1:「終わり」があることを前提にしていませんか? 問2:まさか、「追い付くこと」だけで終わりではないですよね? 問3:いろいろなことに縛られすぎていませんか? 今回は、これらの問いを絡めながら、「AUTOSARを使いこなす」ということを考えていきたいと思います。 問1:「終わり」があることを前提にしていませ
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