企業による様々な不祥事のニュースを目にします。中には不祥事を繰り返す企業もあります。 これらのニュースを見るたびに、「なんでこんな当たり前のことができないのだろう」と感じることは多いと思います。 しかし一方で、会社員の経験がある方であれば、「みんなわかっているのに、なぜ当社はなかなか変わらないのだろう?」というジレンマを感じた方もまた、多いのではないでしょうか? 不祥事を起こした企業に勤める社員や経営陣の皆様も、決してサボっていない筈です。 これまでのやり方を変えるためにも、企業の変革が必要なのですよね。 では、なぜ企業変革ができず、不祥事がなくならないのでしょうか? それは社員個人の問題ではなく、企業文化の問題なのかもしれません。 そのことを考えるために、E.H.シャイン著「企業文化 生き残りの指針」を読了しました。 シャインは組織文化論の第一人者です。研究者としてのみならず、世界中にあ